アジアや中南米や
アフリカに
未だに
共産主義的な国が存在しているのは
やはり
欧米に対する劣等感を
超克し
一気に
最先端な国家経営論を
採用したいという
卑屈な思いが残存しているからだろう。
欧米列強の渡航者に対して
インカ帝国や清
幕末の官僚や指導者が
もし
織田信長公の如く
柔軟な頭と先取の精神を持っていれば
スペインやイギリス
アメリカやロシアの渡航者達と
虚心に対話出来たかも知れぬ。
つまり
欧米に対する劣等感を
経済力や軍事力
あるいは
国家的なスポーツパフォーマンスで
補償し
優越を示そうとする営為が
無駄だということです。
むしろ
織田信長公的な
柔軟で広い
世界観を持った人材を
増やす方が賢明であります。
未だに
近代保守思想に固執し
陸軍や海軍が
人事やご祭神を決定し
戦勝祈願しても勝てなかったような靖国の神々に
参拝する人士がいることが
今の頑迷固陋な日本を象徴しております。
なぜ
日本は
愚かな近代保守思想や
国政に資することのない右翼や左翼思想に
拘泥するのでしょうか。
なぜ
中国や北朝鮮は
共産主義に拘るのでしょうか。
それは
世界観が確立しておらず
欧米との比較でしか
自らの立ち位置を
明らかにできないからです。
明治以降の日本の近代は
現代において
その失敗が明らかになりました。
ユダヤ財閥や外交的な陰謀によって
勝たせてもらった日清日露戦争や
まんまと騙された
大東亜戦争。
一見成功したかに見えた
殖産興業的な産業政策は
明治も戦後の高度経済成長も
結果的に
人心荒廃、いじめや犯罪や
自死の頻発に繋がり
健康を管理せむとする
厚生政策にも拘わらず
癌をはじめとする疾患は
増大しています。
これは
近代の失敗であります。
ある王の力が
相対的に強く
代表として国王となっていくのが
国民国家であり
財政も
その王が
比較的裕福であった程度のものです。
つまり
近代国家のように
諸外国から金銀を集め
素人民兵を集めて徴兵制をしたり
平時から国軍なる常備軍があることが
おかしいのであります。
端的に言えば
自衛隊は解散し
警察庁と海上保安庁、消防庁に
編入すべきであります。
自衛隊を国軍とし憲法に明記するという説は
三島由紀夫の市ヶ谷のアジプロ演説と
規を一にする
いかにも近代的な発想であり
もはや用なしであります。
もし
いくさとなった場合は
義勇兵を募るしか
ありません。
そのために
武道家や総合格闘技をしておられる方や
指定暴力団の方が
存在しておられるのでは
ないですか。
それが
武門であり
侠を任ずる道では
ありますまいか。
武道、武術は
オリンピックで
順位を決めて自足するような
ものではないです。
武士は
農民が
非常時に防犯に携わるもので
むしろ
消防団的なボランティアであります。
何れにしましても
近代の総括をして
アジア諸国のレベルを上げる必要が
ございます。
おわり
高橋記
