朝は雪に覆われた真っ白の世界、炭小屋までの道のりも汚れたものは隠されいつもと
は違う景色に変身。
メイズから抜け出し真っ当な道を歩み始めると、多少の幅はあるもののすべきことははっ
きりしており300℃を超えたあたりから消火作業を伺いながら準備する。朝一に245℃と順
調な滑り出しだが、昨日までの珍事の後、本当にまともになり窯が炭焼きを続けていてく
れているのか一抹の不安はあった。有難いことにそれは要らぬ心配だった。
煙突、通風孔を少しずつ調節して温度を上げて行く。10時には300℃を越え12時、350℃
となり煙突内部が白くなりかける。14時半、375℃で煙突内部は白くなりガス抜きのため通
風孔を閉鎖する。ここから外の煙突にはガスが燃焼された白い煙がモクモクとで始める。
20分ほどした後、煙突除去、閉鎖。焚口周辺からの空気漏れを防止するため灰を混ぜ
た泥を塗る、目塗りをして作業を終える。いつもより多く手をかけたのだから、元気な生き
のいい炭が出てきて欲しい。
明日は炭小屋で次の窯の準備ができる状態になっているので、それにかかる。
9時ころ
14時半過ぎ
白くなった煙突内部
通噴口閉鎖のガス抜き時
煙突閉鎖中にもガス抜きの煙
目塗り後