ここのところの炭作業日を選択する桑炭会事務局の気象予想は外れなしで
パーフェクト。午前中、少しの崩れはあったが炭出しの時だったので影響な
し、午後の材料の片付けは晴天に恵まれ窯立てと並行して行う。
桃の節句とはいえ風は冷たく動いていないと寒くなってくるが窯の中は南国
楽園とまでもいかないが汗ばんでくる。
窯の修復後、最初で窯の温めに2日をかけて行った、その結果が出る。いつ
ものことながら、焚口を壊し窯出しの準備をする時は『本当に焚口を壊してい
いだろうな』と思ってしまう。心配することではないのに今回もそう思ってしまっ
た。窯の中の姿は明らかに右側に比べて左側は残りが少ない。壁の修復の
成果を期待したがどうも『ピンポーン』ではなかった。
炭木は入口の方に立てた雑木は燃え尽き、ナラが少し残っている。持った感
触ではそれなりの重さ堅さを感じる。上に載せた枝木はいい具合に仕上がっ
ている。これまでの多くは鉛筆のように先端が細くなったり、白っぽくなるもの
が多かった。今回はじっくりと焼いたせいか枝そのものの形で焼けており、そ
の音もいいし折れないほどの堅さで量も多い。肝心の炭もいい出来で産出
量は330Kgとこれも了。
そして、敷木の変化をみると、前回に比べ形はしっかりと残っており折れない
ものもあったが、以前のように敷木全体がしっかりと残る状態ではなかった。
私たちの教科書によると敷木の径は20mmから30mmが適当とあったので今回
の窯立てから20mm程度のものを使用してみることにした。
窯の状態で少し気がかりなことは左側の方が焼け過ぎになること。目視では異
常か否かは別として底から40㌢くらいのところまで黒っぽくなっていることだ。
右側は底付近が少しだけ黒い。見た目での大きな違いはここにあり、左側で息
継ぎをしている疑いがある。
シーズンオフになってから左側のトラブルシューティングをしようとの意見集約
をみる。
午後の窯立てを4時過ぎに終え、障壁・焚口づくりをして4時45分着火で今シー
ズン7窯目のスタート。
太めの敷木に変更
中国から始まった新型コロナ騒動、学校は総理の思い付きで突然の休業
となった。本来なら『休校』と言うべきだろうが・・・
これに感染しないためにはゴソゴソと人混みに出かけないで炭焼きをして
いればベスト、退屈になったら綺麗な花でも愛でれば。
コロナよ飛んでけ~