桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

『雨の桑並』

2014年10月24日 12時33分58秒 | 日記

少し前の雨降りにふと奥の山並みに目がいった。雨が降ろうが晴れようが見慣れた景色

だと思うが、雨雲が山にかかり幻想的だった。私たち桑炭会の本拠地、桑並の四季の景

色や季節の移ろいを紹介できればと思いパチリと撮った。

元々、カメラや風情を見極めることの素養などないから味気ないものになるかもしれな

いが『ご笑見』願いたい

 


『秋のレクリエーション』

2014年10月23日 17時38分12秒 | 活動報告

桑炭会は毎年、秋に家族参加の日帰り旅行を実施している。自分たちが楽しむだけで

なく日頃お世話になっている炭焼きの山の神とは別の山の神、家族に感謝の意を表

すことも大きな主旨である。時間的な制約を受けるからどうしても近場とならざるを得ず

国5県の良さそうな所を選ぶ。

名の通ったところは個人で何回も行っているだろうし、1999年を第1回目として2003

年を除いて毎年出かけているから、いざ場所の選択となると結構苦労されるようだ。い

つも顔を合わせているメンバーだが目的がレクとなれば気分も違ってくるし、山の神の

機嫌もいいから明日への英気を養うのに効果は大きい。今年は桑炭会始まって以来の

仕事を継続中でレクに時間を割く余裕はないため、残念ながら見送りとなった。


『薪割機の威力』

2014年10月22日 09時00分00秒 | 日記

炭焼は生木を使う。マニュアルでは原木となる木の水分含有量により質、生産量に

差が出ると記している。私たちは山で木を伐採して炭にするため長さ、太さをある程

度のサイズにするため裁断、薪割りをする。長さは約70㌢、太さは10㌢未満にして、

できるだけ均一になるようにしていく。

大きいもので直径が30㌢もあるような木を人手で断ち割るなんてことはとてもできる

ことではないが、昔の人はどんなものでも人の手によって行われていた。私たち現代

炭焼きは昔の人の足元にも及びはしない、残念ながらこれは正しい。

現代人はここでガソリンと文明の利器、エンジン油圧式の薪割機を使う。例え軟らか

木であっても節があると手で断ち割ることは難しい、これが樫のような堅い木になれ

尚更のこと。文明の利器はどんなに捻じれている難しい木でもなんとかしてくれる優

ものだ。もし、このような機械がなかったら・・・・

 


『新窯工事22日目、綴(しころ) 屋根工事』

2014年10月18日 18時12分44秒 | 新窯工事

午後からの作業は晴天下、ポカポカ陽気に恵まれ仕事も弾む。綴(しころ)の屋根用、垂

木の上にコンパネを張る。屋根材が当初の予定と変わったためコンパネの裁断を余儀な

くされ、要らない仕事の追加となる。結構、重量のあるコンパネの上げ下げは危険も伴

うので注意を要する。

コンパネを張った後にフェルトを張りつけなどと並行して、柱と柱の間に間柱を追加し

て壁補強、お願いする壁工事の作業をし易くしていく。

約10㍍ある煙突の取り付けは窯工事の最大の懸案事項。集煙装置を仮設して大まかな

方針を井戸端会議よろしく知恵の出し合い。少しずつ形になっていくが後回しになって

いることも多く、これからも胸突き八丁の連続になりそう。

 


『新窯工事21日目、綴(しころ) 工事』

2014年10月17日 17時48分42秒 | 新窯工事

 今朝も焚火が仕事始めとなった。これからは焚火で暖を取り少し温まってから仕事の段

取り、連絡事項の通知、そしていざ出陣のパターンとなる。

昨日、しころの桁を乗せるための作業を粗方、終えていたので今日は一番からその作業

にかかる。太い方の径が25㌢、長さが5㍍強の桁を2㍍一寸のところまで持ち上げて

柱の上に鎮座させ、もう1本を上げて上で接続する。口で言ってしまえば簡単な事だが

人出で重量のある桁を持ち上げることなどできることではない。そこは知恵者の出番、

昔からのローテクと思われる実はハイテクを駆使して難なく鎮座に成功。

桁上げ作業だけで午前の仕事は終了し午後からは垂木打ち、屋根支度の準備。ある程

の形が見えてくるとペースアップし、屋根じまいまで一気にやろうとなり、明日の午後

に屋根の下地打ちまで済ませることにした。屋根と壁は本職さんにお願いすることにな

っているので、私たちの作業を早く終え次の予定にまい進。。。。。。