著者 山本 文緒
(本の裏表紙・装画 タカノ綾)
いろいろな小説誌に掲載された6話の短編集。
「ばにらさま」
僕の初めての恋人は、バニラアイスみたいに白くて冷たい……。
「わたしは大丈夫」
夫と娘とともに爪に火をともすような倹約生活を送る私。
「菓子苑」
舞子は、浮き沈みの激しい胡桃に翻弄されるも、彼女を放って置けない。
「バヨリン心中」
余命短い祖母が語る、ヴァイオリンとポーランド人の青年をめぐる若き日の恋。
「20 ✕ 20」
主婦から作家となった私。仕事場のマンションの隣人たちとの日々。
「子供おばさん」
中学の同級生の葬儀に出席した夕子。遺族から形見として託されたのは。
山本文緒さんは大好きな作家さんで、初期の頃の作品から読んでます。
最近は小説誌をほとんど読まなくなったので、未読の短編ばかりでした。
久しぶりに山本文緒ワールドを堪能しました🙂
こちらも すぐに読みたかったので、図書カードを使って購入…
読了後は図書館に寄贈しました。