我想一個人映画美的blog

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チェ 28歳の革命 |チェ 39歳別れの手紙

2008-12-17 12:42:27 | 劇場&試写★5
この時期毎年参加している、小学館の年末忘年会パーティ
(美味しいものいっぱい食べ放題)と重なってしまってどうしようかと思ったけど
そこは映画ファンのわたくし やっぱ生デルトロでしょう! ってことで行って来ました
ベニチオ・デル・トロ&ソダーバーグ監督来日試写

スティーヴン・ソダーバーグの映画って昔の『セックスと嘘とビデオテープ』は好きだったけど
最近はエンターテインメント的な映画よりも、社会派と言われる作品が多い。
(『オーシャンズ』シリーズは娯楽作品だけど)
正直わたしは最近の作品はあんまり好きじゃないというか、ソダーバーグの映画が合わないというか、だったので
映画自体はほとんど期待してなかったの。
しかも、今回の六本木ヒルズで行われた試写 2時間超えの前後編2本立て
間に休憩が15分入ったものの、18時半に始まった映画が舞台挨拶含め終わるのが23時20分!という強行軍。

まとめて1つの作品だと思うから、レビューもひとつにまとめます

チェ・ゲバラの顔は世界的にアイコンにもなってるから良く知らなくても顔だけ知ってるって人も多いはず
キューバ革命を行った偉大なる冒険家。

これまでもチェ・ゲバラの映画は数本あって、わたしは特に詳しくはないけど
ガエル・ガルシア・ベルナルが演じた2作(『モーターサイクル・ダイアリーズ』と『チェゲバラ&カストロ』)を観ていたので
医者であったことや人間愛にあふれた人物だったことなどの基本的なことは知ってた。

見た目も凄くカッコいい人だったんだよね。
チェ・ゲバラ
本名は、エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ
1928~1967年。マルクス主義革命家

そのカリスマ指導者がキューバ人ではなくアルゼンチン人というのが意外なところ。
「チェ」とは、アルゼンチン人が用いるスペイン語で相手に呼びかける時に使われる慣用句。
彼が多用していたためそれが愛称となり、チェ・ゲバラと呼ばれるようになった。

ジョニー・デップはチェ・ゲバラの刻印されたペンダントを常に身に付けてるとか。

こちらガエル版。


今回はベニチオ・デルトロが25キロも減量してゲバラになりきった!!

本作で2008年カンヌ国際映画祭主演男優賞受賞


5/10


これは偉大な革命家として評価されるチェ・ゲバラの半生を2部作で描いた歴史ドラマ。

同士、フィデル・カストロには『ウェルカム!ヘヴン』のデミアン・ビチル

娯楽性は完全排除されていて、ちょこっと笑うシーンすらない。
これは観るにはけっこう体力いるかも。。。2本連続だからか
とくにゲバラのファンだったら別だけど、単なる興味で観るにはいきなり観るよりも基本的なことの予習はしておいた方が楽しめるかなぁ。


映画というか記録映画=ドキュメンタリーに近い。
淡々としてるしセリフは多いし。かといってなんだかのめり込んで観ちゃうような惹き付けられるシーン
(そもそも面白いって思うの変かもだけど)もない。
ゲバラの行った革命、思想、そしてそれがもたらした現実を知るきっかけにはなるけど
映画に面白さを求める人(わたし)にはハッキリ言って不向き。





監督のソダーバーグによると、初めから2本に分けたかったのではなく
省けなかったシーンが多くて必然的に長くなったので分けた、ような事をどこかで読んだ。
前編ではカストロと出会ったチェ・ゲバラが、キューバ革命への道を突き進む過程を描いている。
後篇ではキューバ革命を成し遂げたチェ・ゲバラが、ラテンアメリカでの新たな革命を目指し、ボリビアを訪れ、死に至るまでを描いている。

今回のわたしが観た試写では終電の関係もあってか、(それともつまらなくて?)1作目だけ観て帰っちゃった人もけっこういたなー。

『チェ28歳の革命』を観た人には必ず続き『チェ39歳別れの手紙』を観て欲しいな。とは思う。
個人的には前編の方が、なんだかなかなか映画に入っていけず(のめり込めず)大変だった~
☆4にしようと思ってたけど、デルトロの名演と後編の最後の方はちょっと引込まれたので☆5です(それでも5かょ



7年のリサーチを経て撮り上げたソダーバーグは
「全世界、全歴史について知ることができた。
チェ・ゲバラは前世紀のキーとなる人物の一人。その方法ではなく思想はまだ生きていて討論されているものだ」と語っている。

そんなソダーバーグ監督の次回作はクレオパトラの3Dロックン・ロール・ミュージカルだって!
一体どんなものになるのやら?!乞うご期待??



公式サイト
THE ARGENTINE/CHE  2008年  スペイン=フランス=アメリカ    133min
「チェ28歳の革命」は1月10日よりロードショー 

GUERRILLA/CHE   2008年   スペイン=フランス=アメリカ 133min
「チェ39歳別れの手紙」は1月31日よりロードショー

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12/16 六本木ヒルズにて、完成披露試写会レポ 

上映前にヒルズのいつもの入り口前で行われた狭いレッドカーペット挨拶でパパラッチしてきました
             all photo by mig  無断転用禁止  

まずはなんかお笑いの人が出て来たり、道端ジェシカちゃんが出て来たり(←生ジェシカ可愛い

そして『カンフーパンダ』のプレミアに続いてまたもこの人。

 「ダー
アゴが。。。


そしていよいよ デルトロ様登場

マスコミよりも先にファンの人へサインを、、、。


              
出来るだけ多くの人に対応しようとするサービス精神

 渋いです

舞台挨拶の時も通訳の人が通訳してる間も客席に絶えずちょこちょこと手振ったり。
素敵な人でした~




せっかくだからソダーバーグ監督もとっとこ。と思ったけど  海坊主?

あれ?

もうひとり付き添いのスタッフみたいな人がハゲちゃんで、
近くにいたギャルに「どっちが監督だか見分けつかないよ。同じじゃん!」とか言われちゃう始末。
 顔かくれてるし


「誰来るの?」「なんとかデルトロとか言う人」とか言って
全然ファンじゃないけどとりあえず来たみたいな人もまわりにいて、サインねだってるひとは殆どの人がもらえたんじゃない?ってほど
そんなに人いなかったので自然と前の方にいたわたし(笑)
気がついたら取材カメラの真後ろにいたけど カメラマン高い位置にいるくせに低くなってくれないもんだから
撮るの大変で。隙間からやっとこれ。




以上、パパラッチmigがお送りしました~。
ちゃんとしたプロの写真は週末ゴシップの記事にて

あ、でも一枚だけ




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