リドリー・スコット監督最新作。
ほんとラッセル・クロウがお気に入りだな~。
名作『グラディエーター』、『プロヴァンスの贈りもの』、
『アメリカンギャングスター』に続いて4回目の起用。
電話一本で遠く離れた場所から、やすやすと指令を出すCIAの上司。

監督に頼まれてなんと28キロも増量

現場で身体張って命がけで動くのは部下のディカプリオ。

レオも昔に比べると貫禄出たよな~って改めて思っちゃう。
太ったけど、童顔ながらますますいい男になったような?
リドリー・スコット監督作って好きなのが多い。(たまに弟のトニーの作品とごっちゃになるケド)
この物語は、ウォール・ストリート・ジャーナルやワシントン・ポストに執筆しているベテラン・ジャーナリスト、
デイヴィッド・イグネイシアスのリアルな小説「Body of Lies」に基づいたもの。
脚本したのは『ディパーテッド』でアカデミー賞を獲得したウィリアム・モナハン。






やっぱり、上手い俳優二人の演技バトルが見もの
今回はディカプリオを中心として話が展開する。
ディカプリオが、いつ命を奪われるか分からない状況で任務を遂行してるのに対し、
上司であるラッセルは、現場にいない。遠くから指示するだけ。
家族と話しながら電話に対応したりかなりのんき。部下の意見も全く無視の冷酷なヤツ。
そんな二人の対比とやりとりが面白かった。
CMで言ってるような、ふたりが嘘で騙しあうという感じではなかった。

それは多分、本篇における“嘘”が、駆け引きというより意思疎通の乏しさ、
現場と指揮者側との緊迫感の違いからくる意見の対立に映ってしまうから。
そういうこともあってか面白さでグイグイと引込まれるというほどでもなかったかなー。
もしかしたらこの映画の宣伝自体も嘘(騙し)だったのかもー

映画自体は少々長く感じてしまったな。
自分を手当した看護婦が出て来た時点で、ディカプリオと恋に落ちるのは予測つくし
その結果彼女がどうなるかもある程度想像つくから意外な展開ではなかった。

でもこの女性の存在と、家族での食事に招待されるシーンは
ちょっと男クサくむさ苦しい中?で唯一安心してみていられるシーン。
(余計なラブシーンとかなくてよかった 笑)
CIAとヨルダン情報局のハニの考え方、対応の対比も興味深いところ。

そうそうこのハニさん(マーク・ストロング)、アンディ・アガルシア風の風貌で
この人の存在、役割がなかなか良かった。
9.11以降、アメリカの悪い部分を見せる映画は増えていて、この作品でも、アメリカの対応の悪さや
自国の大使館を爆破するなど姑息な工作が、的を射て指摘されている。
アメリカの痛いところを鋭く指摘されてるわけで、
二大スター共演、巨匠監督の新作にも関わらずアメリカではコケちゃったというのも、
そういう意味では分からなくもない。
現場とCIA本部、上司と部下、ヨルダンの情報機関、
それぞれに駆け引きがあって、嘘と嘘が入り乱れ、重要な情報が伝わらなかったりするという事実。
自分たちが普段見ているTVのニュース(事件)もどこまでが本当でどこが嘘か分からないよなぁ~、、、。

イラクでの任務で重傷を負った彼は次にヨルダンに潜入するが、現場を知らない上司ホフマンと対立。
フェリスは独自の作戦を実行していくが...。


BODY OF LIES 2008年 アメリカ 128min
12月20日より公開中~

--------------------------------------------------------------------------------------------------
ディカプリオの次回作は御存知、ケイト・ウィンスレットと『タイタニック』ぶりの再共演
『レボリューショナリーロード 燃え尽きるまで』
12/15 L.Aプレミア



ゴールデングローブ賞にもノミネートされ、評判は上々

これ、先月だけど11/21 L.Aで ロサンゼルスレイカーズ

ザック・エフロンと見に来てたレオ様。

一時はザックと同じように 女の子たちからキャーキャー言われたレオも今は昔。
現在のアイドルと並ぶと大人顔


ラッセルさんは、、、
役作りで28キロ増量したはいいけど もとにもどらなくて大変

写真は11月初旬頃


皆さま、楽しいクリスマスを~



クリック応援してね


