トムちん、ドイツ人になる
『ユージュアル・サスペクツ』以来好きな監督の一人、ブライアン・シンガーの久々の新作は
トム・クルーズ主演ということで前々から楽しみにしてました~。
これまた実話です。これまでにも何度となく描かれてきたヒトラー暗殺の話。
ブライアン・シンガー、現在43歳。
ゲイのユダヤ人。 『ユージュアル・サスペクツ』は29歳の時の作品だったなんびっくり!
ブライアン・シンガー作品は『ゴールデン・ボーイ』『X-MEN』シリーズ、『スーパーマンリターンズ』どれもけっこう好き。
脚本家は友人で『ユージュアル・サスペクツ』も手がけたクリストファー・マッカリー。
トムちん演じるシュタウフェンベルクは軍人であり、ヒトラー独裁政権の崩壊を画策する反乱組織のリーダー。
初めこの黒いアイパッチ姿写真だけみた時、悪役演じるのかと思ってた
実在した英雄、シュタウフェンベルクさんはけっこうトムちんに近い?(あ、逆か)
以前もゴシップでお伝えしたけど、妻には 波瀾万丈な女の人生を描いた『ブラック・ブック』
で主演のカリス・ファン・ハウテン。今回も美しい~
けど出番かなり少ないしこの人でなくても、、、、な印象でちょっと残念。
ドイツ陸軍将校クラウス・フォン・シュタウフェンベルク中佐は、北アフリカ戦線で左目と片腕、指を失うなど重傷を負って奇跡的に生還。
ドイツへ帰国後、他の将校の決起を促してレジスタンス組織を結成。
ナチス政府転覆を狙い、ヒトラー総統を爆死させる暗殺計画“ワルキューレ”を計画して、実行に移すのだったが、、、。
共謀メンバー、名優揃い
テレンス・スタンプ(ベック)レジスタンスを組織した陸軍参謀総長。
ビル・ナイ (オルブリヒト)ベルリンの国内予備軍副司令官。
トム・ウィルキンソン(フロム)発動権を持つ国内予備軍司令官。
ケネス・ブラナー(トレスコウ)数回、ヒトラー暗殺を画策してきた陸軍少将。
エディ・イザード(フェルギーベル)レジスタンスに加わった陸軍通信部隊司令官。
ジェイミー・パーカー(へフテン)シュタウフェンブルクの副官で暗殺実行に同行。
ビル・ナイが今回あまりビル・ナイらしくはないが、、、、(笑)
ヒトラー役にはデヴィッド・バンバー。
そっくりって思ったけど チョビヒゲとこのストレート前髪と付け鼻で誰でもヒトラーになれるのかも?
そんなハズない?
「ワルキューレ作戦」
作曲家ワーグナーの代表曲「ワルキューレの騎行」から名付けられた、北欧神話の女神の名前。
映画『地獄の黙示録』でも有名なその曲は本作でも流れる。
全編に渡って、音楽もとてもいい。
担当したのは『インベージョン』などのジョン・オットマン。
破滅へと向かう祖国ドイツのために総統アドルフ・ヒトラーの暗殺とワルキューレ作戦を巧みに利用したシュタウフェンベルク。
暗殺は成功するのか?
そして、ドイツに変革をもたらすことはできるのか?
7/10
前半はちょっと淡々としていながらも、2時間退屈せずスリリングに楽しむことが出来た☆
実話を描きながらも、ドキュメンタリータッチにならず、映画としてこの事件をうまく映画化したといった印象。
祖国ドイツを守るため独裁者ヒトラーに「No!」と言った男たちの、決死の勇気ある戦い
米脚本家組合のストや トムちんが入ってるサイエントロジーの宗教関係でゴタゴタあって
撮影も公開も延期を重ねてやっと出来た本作。
公開してみたらあちらの批評家たちに絶賛されたという。
わたし的にも満足出来る、見応えある1本だったのはやっぱり名キャストを揃えていたこと、それと監督の演出かな。
ブライアン・シンガーっていうと娯楽映画ばかり撮ってたイメージだけど今回はそれを打ち砕いた
トムがヒトラーに近づき爆弾を仕掛ける準備をしているところなんかは
爆撃の被害で思うように動かなくなった身体なのでヒヤヒヤもの。
それにトムのラストの一言が切なくて物悲しくなってしまって
最近つまらないと終わったらすぐ席立つわたしだったけど
観終えたあともエンドロール眺めながら音楽に聴き入ってしまった、、、、。
ヒトラーについては、この映画でヒトラーの思想やユダヤ人大量処刑など、どれだけ残虐な人間だったかということに関しては描かれていない。
わたしはヒトラーについて詳しい訳でもなんでもなく、以前観たヒトラー関係の映画で得た知識しかなかったんだけど
(『ヒトラー 最後の12日間』とか。)←この映画で以前、ヒトラーの最後について知りました。
ヒトラー暗殺は40回も失敗していて、これが最後の暗殺事件だったという。
ヒトラーに詳しい人ならこの作戦の結末は承知の上だし、
知らないでもそれはそれで余計に楽しめるかも。
数年前に観た『ヒトラー 最後の12日間』長かったので☆5にしちゃってたけど
今思えば面白いというか、興味深い映画だったし 今観直したらもっと評価あがってたように思う。
また観たくなっちゃった。
というわけでこの映画でヒトラーに興味持った人にはこちらも合わせて
まるで『ベンジャミン・バトン』のブラピのようになぜかこの映画の前半ではやけに若返ってるトムちん。
前髪マジックなのかそれとも 若妻(ケイティ)のエキスで実際に若返ってるのか、、、、
公式サイト
valkyrie 2008年 アメリカ 120min
3月20日(金)より、ロードショー
トムちん、またもや来日でファンとのイベント開催!
11日はジャパンプレミア開催。トムと楽しむ、スカイ・クルーズが12日に都内で行われる予定
11日、行って来たmigのレッドカーペットレポは こちら
ツーショット撮ってもらっちゃった
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