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つるべー主演かぁ...。なんて思いながらも
『ゆれる』の、西川美和監督の新作ってことだけで観てきました~
チラシや予告編なんかでははっきり、
"その嘘は、罪ですか"とかこの村に、医者はひとりもいないとかって言ってるのすらも全く前知識入れずに鑑賞。
田舎町に派手な車でやってくる医大出たての研修医には瑛太。
見事なサポート力を見せる看護婦に、余貴美子。
孫とおばあちゃん?って感じがしなくもないが、病人である八千草薫の三女に井川遥。
ほか、『ゆれる』から西川監督作続投の香川照之、
中村勘三郎もちょこっと出演。
ある時、小さな村でただ一人の医師、伊野が失踪する。
村人たちに全幅の信頼を寄せられていた伊野だったが、彼の背景を知るものは誰一人としていなかった。
事件前、伊野は一人暮らしの未亡人、かづ子を診療していた。
かづ子は次第に伊野に心を開き始めていたが、そんな折に例の失踪事件が起き……。
6/10
人間の本質とか、小さなやりとりとか、心のふれあい、心情なんかをきっちり
描き出してるという点でも、
役者たちの演技でも申し分はない。
表現しにくいんだけど、なんということもない植物だったり川の流れとか田んぼの草のざわめきとか、
そういう一見、あまり関係ないかとも思われるものの捉え方が上手い監督だと思う。
好みでいえば、淡々としていて、面白いというような映画ではないので
あんまり好きなタイプの内容ではなかったんだけど。
問題提起を重みなく描いた作品でした。
全く比べるのも変だけど 邦画なら映画としては先日観た『重力ピエロ』の方が好き。
名作『ゆれる』のあとだし
一度いい作品撮るとどうしてもそれと比較されがちだし注目度も高く、期待もされちゃうから大変だろうね。。。
前半は村の人との交流、後半は捜査する刑事の聞きこみと同時進行で過去の伊野の医者としての日常が描かれる。
免許を持たない、いわゆる偽医者がしばらくバレずにいてのちに捕まったという事件は実際にあって、
監督による過去のニセ医者事件の調査によると動機には金目当てと医師になることへの憧れとがあるらしい。
この作品の伊野治の場合は後者。
医療機器メーカーのセールスマンが病院に潜り込み、見ようみ真似で内科の外来のような事をし、
何年か後、アルバイトの医師になりすまして各地を健康診断で回る。
そのうち 訪れた山あいの小さな村にいすわり、村人からすぐれた医師として神のように崇められる、そのうちにやめるにやめられなくなっていく...。
わたしの親友は看護婦で、札幌から結婚して秋田に移り住んだ。
とくに老人が多く、医師不足、病院もいっぱいでちゃんと受診してもらえなかったり、入院するにもベッドが足りずに家で寝たきりだとか、
医療問題の現状を聞いたりすると確かに
こういうことってあってもおかしくはないし、
医師免許がないというだけで、(犯罪だけど)ちゃんと人々と向き合って
親身になって診療する、それはお金儲けではなくー
という善意の医師がいたとして その人を責められるか?と言えば責められないとは思う。
だけど実際に、生死に関わる診療もあるわけで、参考書片手に深夜勉強して
独学で学んだ技術で人の命を扱うなんて、とんでもなく怖いこと。
映画を通してそんな問題を考えさせる。
西川監督は、人手不足などへき地医療の課題を知り、
「医療に対する明確な考えを持っているわけでは
ないけど、今、何が起きているのか、という現状を、映画というエンターテインメントを通じて、
観客に伝えることはできるなと思った」。 とインタビューで語っている。
どんなラストかはもちろん触れないけど、やっぱり鶴瓶ならでは、だからこそ。
という感じもした。
ああいうオチというのはちょっと以外だったかな。
けっこう淡々としていて、盛り上がりがなくラストまでいく印象で
正直、ちょっと長く感じた。観たあとはDVDでもよかったかなぁって思っちゃった。
でも西川監督、いい作品をまた生み出しました。
テーマははっきりしていて、それを伝えることには十分成功している。
都内でも単館上映扱いで、地方でも公開しているところは少ないかも??
気になる方はDVDになってからでも是非☆
公式サイト
ディア・ドクター 日本 2009年 127min
6月27日より公開中~!
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つるべー主演かぁ...。なんて思いながらも
『ゆれる』の、西川美和監督の新作ってことだけで観てきました~
チラシや予告編なんかでははっきり、
"その嘘は、罪ですか"とかこの村に、医者はひとりもいないとかって言ってるのすらも全く前知識入れずに鑑賞。
田舎町に派手な車でやってくる医大出たての研修医には瑛太。
見事なサポート力を見せる看護婦に、余貴美子。
孫とおばあちゃん?って感じがしなくもないが、病人である八千草薫の三女に井川遥。
ほか、『ゆれる』から西川監督作続投の香川照之、
中村勘三郎もちょこっと出演。
ある時、小さな村でただ一人の医師、伊野が失踪する。
村人たちに全幅の信頼を寄せられていた伊野だったが、彼の背景を知るものは誰一人としていなかった。
事件前、伊野は一人暮らしの未亡人、かづ子を診療していた。
かづ子は次第に伊野に心を開き始めていたが、そんな折に例の失踪事件が起き……。
6/10
人間の本質とか、小さなやりとりとか、心のふれあい、心情なんかをきっちり
描き出してるという点でも、
役者たちの演技でも申し分はない。
表現しにくいんだけど、なんということもない植物だったり川の流れとか田んぼの草のざわめきとか、
そういう一見、あまり関係ないかとも思われるものの捉え方が上手い監督だと思う。
好みでいえば、淡々としていて、面白いというような映画ではないので
あんまり好きなタイプの内容ではなかったんだけど。
問題提起を重みなく描いた作品でした。
全く比べるのも変だけど 邦画なら映画としては先日観た『重力ピエロ』の方が好き。
名作『ゆれる』のあとだし
一度いい作品撮るとどうしてもそれと比較されがちだし注目度も高く、期待もされちゃうから大変だろうね。。。
前半は村の人との交流、後半は捜査する刑事の聞きこみと同時進行で過去の伊野の医者としての日常が描かれる。
免許を持たない、いわゆる偽医者がしばらくバレずにいてのちに捕まったという事件は実際にあって、
監督による過去のニセ医者事件の調査によると動機には金目当てと医師になることへの憧れとがあるらしい。
この作品の伊野治の場合は後者。
医療機器メーカーのセールスマンが病院に潜り込み、見ようみ真似で内科の外来のような事をし、
何年か後、アルバイトの医師になりすまして各地を健康診断で回る。
そのうち 訪れた山あいの小さな村にいすわり、村人からすぐれた医師として神のように崇められる、そのうちにやめるにやめられなくなっていく...。
わたしの親友は看護婦で、札幌から結婚して秋田に移り住んだ。
とくに老人が多く、医師不足、病院もいっぱいでちゃんと受診してもらえなかったり、入院するにもベッドが足りずに家で寝たきりだとか、
医療問題の現状を聞いたりすると確かに
こういうことってあってもおかしくはないし、
医師免許がないというだけで、(犯罪だけど)ちゃんと人々と向き合って
親身になって診療する、それはお金儲けではなくー
という善意の医師がいたとして その人を責められるか?と言えば責められないとは思う。
だけど実際に、生死に関わる診療もあるわけで、参考書片手に深夜勉強して
独学で学んだ技術で人の命を扱うなんて、とんでもなく怖いこと。
映画を通してそんな問題を考えさせる。
西川監督は、人手不足などへき地医療の課題を知り、
「医療に対する明確な考えを持っているわけでは
ないけど、今、何が起きているのか、という現状を、映画というエンターテインメントを通じて、
観客に伝えることはできるなと思った」。 とインタビューで語っている。
どんなラストかはもちろん触れないけど、やっぱり鶴瓶ならでは、だからこそ。
という感じもした。
ああいうオチというのはちょっと以外だったかな。
けっこう淡々としていて、盛り上がりがなくラストまでいく印象で
正直、ちょっと長く感じた。観たあとはDVDでもよかったかなぁって思っちゃった。
でも西川監督、いい作品をまた生み出しました。
テーマははっきりしていて、それを伝えることには十分成功している。
都内でも単館上映扱いで、地方でも公開しているところは少ないかも??
気になる方はDVDになってからでも是非☆
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