世間よりだいぶ遅れて、去年からすっかり韓流ドラマにハマった母のお気に入り俳優、
「家門の栄光」('09)「検事プリンセス」('10)「王女の男」('11)で人気を博した
パク・シフの、映画としては初主演作品
本国、韓国では去年公開して面白いと評判だったようなので気になっていたら
ちょうど日本でも公開との朗報 マスコミ試写にて鑑賞☆
クールで端正な顔立ちは
まさに「ブラウン管の貴公子」と言われるのも観て納得。品がある
アクションスクール出身の新鋭、チョン・ビョンギル監督が
「殺人の追憶」(あ、レビュー書いてなかったか)
の題材にもなった華城連続殺人事件からインスピレーションを得て脚本したサスペンス
涼しいルックスに微笑を浮かべながら自ら犯した罪について本で語り
罪の意識で謝罪するドゥソク役にパク・シフ。
対する15年間追い続けた刑事役に、「シルミド」('03)、「黒く濁る村」('10)(DVD観たけど書いてなかった)
のチョン・ジェヨン。
刑事の恋人でもあった被害者の一人は遺体の行方も不明のまま時が経過。
犯人を15年間憎み続ける遺族たち。
世間を揺るがせた連続殺人事件。公訴時効になった後、犯人が現れたらどうなるか。
数年前だったらイ・ビョンホンとかがやってたのかな?
でもビョンホンよりも、冷やかな目をしたパク・シフはこの役にハマり役!
プライベートでは合気道やボクシングも趣味だというだけあって
アクションシーンもこなし、かなり似合うピシッとしたスーツ姿や水着姿、バスローブ姿も披露で
ファンサービスも完璧。
かといってパク・シフのファン向けアイドル映画にはもちろんなってません☆
15年前にこの犯人と対峙した熱血刑事、チョン・ジェヨンもよかった。
犯人だという人物、彼を追い続ける刑事、そして被害者たちの遺族。
世間に現れた事で、警察だけではなく 長年犯人を憎んできた遺族たちが団結して、犯人誘拐を企てる。
犯人、ドゥソクの目的は?
ドゥソクは詐欺罪で捕まるだろうという刑事の読みは?
そして新たに、自分が犯人だと名乗るJという男が現れる
8/10(88点)
期待はしてたけど、これは面白い!最初から最後まで、目が離せない面白さ。
時効が切れて出て来た連続殺人犯が、美しい男で、その殺人についての本を出版しメディアから持ち上げられる。
これだけで面白くなりそうな題材ではあるけど、
そこに真犯人をめぐる推理的要素も加わり、
観ながらも色々と予想をするんだけど 二転三転して事態が変わるので面白さも加速していく。
そんなのあるほうがおかしい!と思っていた、時効制度が日本ではやっとなくなって
犯した罪に期限はなくなったけれど、韓国ではまだあるのね、、、。
時間が経つとその罪を逃れていいなんていう法律は絶対おかしいと思う。
それで成立する脚本なんだけど、本作の監督チョン・ビョンギルは29歳の若さで
「俺たちはアクション俳優だ」('08日本未公開)で評価をされた人。
車の上でのアクションは まさか~とつっこみたくなる車またぎや格闘を
テンポのいいスピード感で見せる。
出版された本の装丁の美しさ、全体的に随所にセンスを感じる。キャスティングも最高。
端正なパク・シフに、熱血的男性の逞しさを感じるチョン・ジェヨン、
真犯人を名乗るJに謎めいた、イカレた男。
ここからちょこっとネタバレあり
ドゥソクは何の為に世間の前に姿を現したか、
遺族や世間の自分を憎む相手からいつ殺されるかもしれないというリスクを負ってまで
と考えると、ドゥソクも被害者であると考えるのが普通。
それにしては本の内容は犯人しか知り得ない情報ばかり。
どうやって書いたのか、それがラストちかくでは全て明かされる。
まさか刑事が本を書いていたとは読めなかったけど
Jという真犯人の登場に至るまでを対談式に全てTVで流すショーとして見せるところがまた秀逸で
面白い。
娘を殺され、唯一遺体の場所がわからない最後の犯行と思われる事件は
刑事の恋人であり、母親もが犯人を直接殺すという目的のために動く。
命を狙われてまで覚悟を決めて挑んだ犯人役は
実は最初の被害者で母親を殺された身寄りのなくした少年。
刑事と繋がっていた事にはまんまと騙されちゃった。
よく考えるとわかりそうなヒントや伏線が途中で2カ所くらいあるんだけどね。
それにしても真犯人役のこの方も
すごくハマってていかにも、という憎らしくなる悪人ヅラの感じが良かった。
これまでありそうでなかった内容で最後迄目が離せない展開で
久しぶりに面白い韓国サスペンスを観たという充実の見応え感おすすめ♪
公開したらまた観に行きたいな♪
連続殺人事件から時効を迎えた15年後が舞台。自分が犯人だと名乗りを上げた男、イ・ドゥソクが、法的には無罪となった立場で自分の犯した殺人事件につい て詳細に記した本を出版する。その衝撃的な内容と、俳優のように美しいルックスが相まって、一躍、人気者になった彼と、犯人を探し続けてきた刑事や恨みを 抱く遺族たちとの駆け引きが始まる。本の中に最後の未解決失踪事件の真相が書かれていないことに気づいた刑事ヒョングはドゥソクに向かって「詐欺罪で逮捕 されるだろう」と言い放つ。そんな中、自分こそが真犯人だと主張するJと名乗る男が現れ、止まっていた事件の時計が再び動き出す…。
내가 살인범이다 2012年 韓国 119min
6月1日より、新宿シネマート、シネマート六本木にてロードショー
全国順次公開決定
韓国プレミアにて
真ん中、監督。 パクさん 182cmと長身!で顔小さい35歳。
刑事役のチョン・ジェヨンもすっかり雰囲気違う
パクさん、今いろいろな騒動に巻き込まれ大変らしいけど
今後の映画俳優としての活動も楽しみ。
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