やっぱり音楽映画最高
名前を聞いてもピンとこない若い世代でも、曲なら聴いたことあるはずの、イギリスを代表する偉大なバンド、クイーン。
70年代〜80年代に活躍したアーティストはロック、R&Bはじめジャンル問わず好きで色々聴いてたけれど
クイーンはなぜかベストアルバム1枚持ってるくらいだったわたし。
だからメンバーについても全然詳しくはないのだけど、音楽映画大好きなので楽しみにしていた1本。
いや〜楽しかった
そして、なんでもっと昔、クイーン聴き込んでなかったんだろう、とちょっぴり後悔。
伝説のロックバンド、クイーン
1973年にデビュー、15枚のオリジナル・アルバムを発表。
本国イギリスをはじめアメリカ、日本で人気に火がついたとも言われる。
アルバムとシングルの総売り上げは3億枚超え!これは史上第5位の記録。
ロックをあまり聞かないという人でもCMでもよく使われているので
「ウィー・ウィル・ロック・ユー」、「ウィー・アー・ザ・チャンピオン」、「ボーン・トゥ・ラブ・ユー」
などは聴いたことがあるはず。
1991年にボーカルのフレディ・マーキュリーはエイズによりこの世を去った。
今も残ったメンバーと新たなボーカルを迎えて世界ツアーを敢行など精力的に活動中。
現メンバー、ブライアン・メイとロジャー・テイラーは、本作に音楽プロデューサーとして参加。(ジョン・ディーコンは引退)
ロックとオペラの融合、全世界を魅了
本作では1985年の「ライブ・エイド」までを描く
公開前からチェックしてたキャスト、ん?ボーカルのフレディ・マーキュリーにラミ・マレック?
似てないぞ?と思ってたけど、映画を観たらそんな懸念は吹っ飛ぶ魂の乗り移りっぷり
「ナイトミュージアム」でエジプト国王、アクメンラーの印象強い。
1年以上かけてライブ映像や様々な角度から研究し、特徴的なフレディの突き出た歯もつけて挑んだラミさん、
パフォーマンスシーンなんてほんと実物そっくりでした
恋人、メアリー・オースティンには「オリエント急行殺人事件」でエレナ伯爵夫人演じたルーシー・ボーイントン。
ドラムのイケメンくん、ロジャー・テイラーには「X-MEN アポカリプス」でエンジェル役、ベン・ハーディ。
キュートな感じでそっくり。
ロン毛似合うな〜
ベースのジョン・ディーコン役に、「ジュラシックパーク」「マイフレンド・フォーエヴァー」「サイモンバーチ」「激流」など
子役から活躍のジョセフ・マゼロ。彼の作品ほとんどみてるけど、気づかなかったな〜。
子供の頃は美少年だったけど、意外と普通になっちゃった。近年では「ソーシャル・ネットワーク」にも出演。
そしてグウィリム・リーが、ギターのブライアン・メイ役
一番似てる。
当時のEMIの重役Roy Featherstoneをモデルにしたと言われる、レイ・フォスターを演じているのはマイク・マイヤーズ。
声がそうだったから、これか!と思い、顔凝視してたけどどうも違うなぁと思ったら
やっぱりこの人でした(変装うますぎ)。
彼の主演作「ウェインズ・ワールド」でボヘミアン・ラプソディを歌うシーンがあったんだよね。
「ボヘミアン・ラプソディ」は5パートにも分かれる構成で、だいたい曲の長さは3分なのに対し、
6分ということで1975年の発表当時としては異例に長い作品。
そのため、ラジオ局でもかけてもらえないとレコード会社の担当者からは反対された。という話はファンの間では有名らしい。
様々な薀蓄やエピソードなどはファンじゃないわたしがここで語っても仕方がないので
さくっと感想。
8/10(85点)
ラスト近くのパフォーマンスの完コピ具合はYouTubeなどでも確認ができるんだけど
とにかく圧巻
観客も一緒になって歌って?!生のライブパフォーマンスを体感した気になれるので
もうこの映画は劇場で観る以外はあり得ないと言い切っていいでしょう
一般の映画、音楽ファンすらこうなるんだから
もちろん映画だから全てをなぞっているわけでなく、脚色の部分も含めてファンの方には満足できるんじゃないかな?
いやできない人はこれはドキュメンタリーじゃなく「映画」と割り切ってください 笑。
バンドのメンバーのことを知らなくったって、音楽を愛する人なら全て満足できるはずの1本
ストーリーとしては、バンドの伝記映画では当たり前のように描かれる
ボーカルがソロになっていくことへの確執、仲間割れ、
同性愛に気づいてからの愛への葛藤、友情再生あり
音楽に対する彼らの情熱と、ファンに対しての想い、
音楽に命を捧げ、生きぬく男たちの熱い想いが映像から溢れてくる。
ラストは感動で泣く!!なんて言われてもいるみたいで、わたしはそこまでではなかったものの、
帰ったらCD引っ張りだしたくなったし、持ってない曲は買おう!という思いにさせられた。
そして、また劇場で観たい
フレディマーキュリー、魂の叫び
複雑な生い立ちや容姿へのコンプレックスを抱えた孤独な若者フレディ・マーキュリーは、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラーたちと出会い、バンド“クイーン”を結成する。この個性的なメンバーの集まりは、互いに刺激し合うことで音楽的才能を開花させていき、常識にとらわれない革新的な名曲を次々に生み出していく。そしてついに、ロックとオペラを融合させた型破りな楽曲『ボヘミアン・ラプソディ』が完成する。しかし6分という当時としては異例の長さに、ラジオでかけられないとレコード会社の猛反発を受けるフレディたちだったが…。
BOHEMIAN RHAPSODY 2018年 イギリス=アメリカ 135min
11月9日より、公開中〜
左から2番目、ロジャー・テイラー。中央、ブライアン・メイ。
すっかりカッコいいおじいちゃん。
マイク・マイヤーズはすっかり丸く?四角く?なったな。
ジョセフ、ラミ、グウィリムが来日。ベン・ハーディは次の映画の撮影で来られず。
4人揃ったら最高だったのにね〜