「いくらキレイごと言ったって、人生お金がやっぱり大事だよね」
だってこの世の中生きぬくためには、お金が資本、お金がないと実際何にもできない。
先月観た「億男」でも思ったけど、この「ギャングース」。2作品とも、お金にまつわる若者の話。
キャストと監督登壇初日舞台挨拶に行ってきました
原作は、未成年犯罪者を取材したルポライター、鈴木大介氏によるノンフィクション書籍をもとに、
肥谷圭介氏が漫画を担当した同名コミック「ギャングース」を「サイタマのラッパー」などの入江悠監督が実写映画化。
犯罪集団だけを狙った窃盗=タタキを繰り返す少年3人の熱い生き様&友情
家なし、カネなし、職なし、食なし!
生きることで精一杯の3人組、サイケに高杉真宙、カズキに加藤諒、タケオに黒猫チェルシーのボーカル、渡辺大知。
と絶妙なキャスティングに加えて、
共演は、情報屋に林遣都、
ヤクザ組織などに属さない「半グレ」で構成される犯罪営利組織・六龍天のトップに君臨する安達にミュージシャンのMIYAVI。
詐欺組織の番頭として安達の下で複数の店舗を統括する加藤に金子ノブアキ。
その女で部下、アゲハに篠田麻里子など個性的なキャラが揃う。
犯罪集団のみを標的にする窃盗稼業「タタキ」をしながらその日暮らしで生きているサイケ、カズキ、タケオ。
少年院で出会い、意気投合した3人は出所後ちゃんとした職にもつけずにいた。
情報屋からネタをタタいていたさなか、一人一千万合計三千万円貯めることで足を洗って表社会で真っ当に暮らすつもりでいた。
そんな矢先、この世界では知らない者はいない犯罪組織、六龍天に3人の身元が割れてしまう。
殺るか殺られるか、壮絶なバトル開始
8/10
この世の底辺からなんとか人並みに這い上がって普通に生きていきたいと願う3人の若者と
それを阻むかのように、金持ちたちからお金を騙しとり私欲のために生きてる悪人、虫けらども。
まだまだ知らなかった世界がそこにあった。
知らない世界を見せてもらった感爽快エンターテインメント
徹底した取材(ルポ)に基づいて元々書かれた原作なので絶対的なリアリティ。
そんな無茶なってとこもあるけど 笑
最初から最後まで目が離せない展開と、3人のキャラが生きてる&チームワークの良さが出てるので
カネもなく悪いことやってる3人なんだけど、子供の頃からの生い立ち含め、同情も入りつつの
応援したくなるようにちゃんとできてる。
特に、高杉真宙くんの根底にある悲しみの中の凜とした確固たる信念が出ているところや
笑い担当?の加藤諒くんのキャラにもほっこり笑わせてもらった。(いきなりの変顔)
真宙っちはロン毛、細眉も似合ってるし
悪人を演じたMIYAVIさんや、金子ノブアキくん(昔、ほんと若い頃出始めの司会者の初々しい感じを知ってるから
すごみある役者になっちゃったなぁーって勝手に感慨深かったり)
仲間になってくれる、昔妹をMIYAVIに殺された運転手のおっちゃんなんか含め、脇固めもいい感じ。
思いがけず楽しんだので
もう1回観てこようっと。(フリーパスあるし)
舞台挨拶の際には写真NGだったのでこれだけ。
真ん中で見やすくてよかった♪
なのでプロのお借りした写真にて。
右、入江監督。
11月23日より、公開中〜