Soopllofeiv の日常

管理人soop視点の奇妙な現状

標識 メスメル⑪

2017-04-26 20:18:19 | Weblog
 @禁止暗示:有効なタイミングとは

 普段自由になる行動や観念が自由にならなくなった時
     人間はストレスを感じトランス状態に入ってしまいます

これは人間だけでなく動物でも同じです
背中を上にして生きている動物(鳩・鶏等)を
仰向けにしてしばらくそのままにしておくと
動かなくなります・・

催眠誘導の時もこの理論を利用して意図的に行為を禁止し、被暗示性を高めます

 例えば催眠中に「顔についた手は絶対離れません!」と強く言うと手の筋肉が硬直して
離れなくなります このような硬直性のトランスを催眠では「カタレプシー」と呼びますが
禁止暗示はトランスを誘発させる場合もあればトランスを深める場合にも効果があります

  実践

 ここでは少し「禁止暗示」をかけるときのコツをお教えしましょう
手に禁止暗示をかけるときは「手が動く」という暗示の直後がもっとも成功率が高いときです
瞼に禁止暗示をかけるときは閉眼暗示(目が閉じる)暗示の直後が良いです
たとえば「瞼から力が抜けてだんだん下がってゆきます・・どんどん下がってくる・・
そして瞼は閉じてしまう瞼が閉じてしまったら開けることはできません
もう瞼は硬くくっついてしまいました。開けてみてください・・・絶対に開きません」という
具合です。
もちろん瞼が閉じた瞬間に他の部分たとえば「おしりが椅子にくっつきましたもう立てません」
でもよいのですが瞼に禁止暗示をかけるときは瞼を閉じた瞬間が一番成功率が高いのです
なぜなら今暗示にもっとも反応しているのが瞼だからです

 総括

禁止暗示の与え方としては指示を暗示で挟むことです
たとえば「あなたは歩くことが出来ません」と暗示をかけたら
「歩いてみてください」と指示して被験者が歩こうとする瞬間に
「絶対に歩けません!」とまた強く言うと暗示が強化されます
コメント
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