ガロ
トレーラーハウスみたいな
建物で30分1800円の
マッサージ店が職場の近辺にあって
昼休みによく通っていた
足つぼマッサージと整体もどきのタスクワーク
でかなり難度が高いサービスなのだけど
若い娘たちがこなしていた
娘「お客さん、火炎瓶の作り方しってます?」
娘「むかし中学の時の科学の先生が教えてくれたんです
それでねみんなで作って壁に向かってなげてね
こぅブァーってすごいんですよ
簡単に出来るのに凄い破壊力があるの」
soop「詳しく教えて」
僕は火炎瓶の作り方を教わったが
実際使用する機会はない。
いまから、20年前ほど昔
長谷川という小太りの男がいた
服を脱ぐと腹じゅうに縫い目がある
汚いテディベアみたいなハゲの男で
職場の仲間たちから金を借りまくり
ほとんどだまし取っていた・・・
その長谷川が僕にソープに行かないかと誘ってきた
おごってやるという
僕は即座におごってもらうのをきっかけにして
僕から金を借りようとしているのが理解できた
長谷川は言った。「soop君このあいだね、ソープにいったら
凄い子が当たったんだよ
美人で小柄のその子はね
気持ちいいことしてあげるというと
こう、口から入れ歯を外して
見せたんだよ。そうしたら歯がなくてね
それで咥えてもらったw」
僕はそれを聞いてとても嫌な予感がした・・・
長谷川はその後
斎場に転職したが
そのまえにスクラッチくじで100万円を当てた
ファーファ「むかし口裂け女という都市伝説があったね」
soop「全抜歯の女がマスクを外して嗤うやつね」