「世界革命戦争宣言」
(共産主義者同盟赤軍派 日本委員会 上野勝輝)1969年9月3日
ブルジョアジー諸君!
君達がたとえ米軍、NATO軍、安保軍、ベトナム連合軍等々全世界の 警察を総動員しようとも、君達が骨抜きにし変質させたソ連―ワルシャ ワ軍までをも動員したとしても、我々は全世界のプロレタリア人民の力 を世界党―世界赤軍―世界革命戦線の下に結集し必ずや叩きのめしてし まうことを通告する。
君達の歴史的罪状は、もうわかりすぎているのだ。君達の歴史は血塗ら れた歴史である。
第一次大戦、第二次大戦、君達同士の間での世界的強盗戦争のために、 我々の仲間をだまして動員し、互いに殺し合わせ、あげくの果ては、が っぽりともうけているのだ。
君達は植民地を略奪するために我々の仲間を殺した。仲間をそそのかし、 植民地を略奪したらそのわけまえをやると言って、更進国の仲間を、君 達がそそのかした仲間をつかって殺させたのだ。それだけではない。そ うやって略奪した植民地を君達同士で奪い合う強盗戦争にも、同じよう に仲間をそそのかし殺し合わせたのだ。
我が日本ブルジョアジー諸君! 君達にも嘘とは言わせない。「富国強兵」のスローガンのもと、日清、 日露、第一次、第二次の強盗戦争をやって来たではないか。
我々はもう、そそのかされ、だまされはしない。否、そそのかされ、だ まされないだけではない。我々は過去のうらみを持って君達をのろうと 共に、またまた君達のやろうとすることに対し、今度は我々の側には用 意がある。
君達にベトナムの仲間を好き勝手に殺す権利があるのなら、我々にも君 達を好き勝手に殺す権利がある。君達にブラック・パンサーの同志を殺 害しゲットーを戦車で押しつぶす権利があるのなら、我々にも、ニクソ ン、佐藤、キージンガ―、ドゴールを殺し、ペンタゴン、防衛庁、警視 庁、君達の家々を爆弾で爆破する権利がある。君達に、沖縄の同志を銃 剣で突き刺す権利があるのなら、我々にも君達を銃剣で突き刺す権利が ある。君達が朝鮮で再び戦争をやるために、自衛隊を増やし、ファーカ ス・レチナや、三矢作戦をやり、朴独裁三選のため、それに反対する任 君を逮捕し、死刑にする権利があるのなら、我々にも赤軍を建軍し革命 宣戦を作り、君達を逮捕し、死刑にする権利がある。
アメリカのブルジョアジー諸君! 君達は第二次大戦後、朝鮮でコンゴで、ベトナムで、不断に仲間を殺し 続けて来てくれた。日本のブルジョアジー諸君!君達は、自衛隊、機動 隊を増やし、今ベトナムに協力し、朝鮮に将来派兵しようとしている。 西独のブルジョアジー諸君!国防軍を強化しフランスを牽制し、チェコ や東欧や中近東に目を光らせて何をしようというのだ。
ブルジョアジー諸君! いつまでも君達の思い通りになると思っていたら大まちがいだ。我々は 過去、封建領主のもとでは家畜のように領土のおりの中に縛りつけられ た農奴だった。君達は、この身分の枠を破り、我々を君達の自由にする ために、「自由、平等、博愛」のスローガンの下、領主たちと闘った。 だが今や、我々は君達の好き勝手にされることを公然ときっぱりと拒否 することを宣言する。君達の時代は終りなのだ。
我々は地球上から階級戦争をなくすための最後の戦争のために、即ち世 界革命戦争の勝利のために、君達をこの世から抹殺するために、最後ま で戦い抜く。
我々は、自衛隊、機動隊、米軍諸君に、公然と銃をむける。君達は殺さ れるのがいやならその銃を後ろに向けたまえ! 君達をそそのかし、後 ろであやつっているブルジョアジーに向けて。
我々、世界プロレタリアートの解放の事業を邪魔するやつは、だれでも、 ようしゃなく革命戦争の真ただ中で抹殺するだろう。
万国のプロレタリア団結せよ! 世界革命戦争宣言をここに発する。