緑の薔薇
紫のミモザ
この世ならぬは乙女の姿
まといつく追憶に似て
といった程度の短いナンセンスをひねくれば
途端まわりから詩人の称号が得られるのだ
中には、
それを名刺に刻む輩迄いるのは
こまったものである
これらの現代ジャーナリズムは
何故か団結精神が堅くお互いに一生懸命に支援し合い
何かにつけて過度に褒めそやしあうのを常としている
詩人とは
読者の心に馴染みのない思考の流れをおこすことにより
何世紀に渉って人間の頭脳と感覚に根をおろしてきた信条や
見解を無情に破壊する者である
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