昨日は、ルイ君(小5・広汎性発達障がい)のレッスンでした。
ルイ君は今、4分の3拍子の曲を練習しています。
4分の3拍子は、一見簡単なのですが、実は非常に難しいのです。
農耕民族である日本人の遺伝子には、
手拍子を打ち易い2拍子系の感覚が染み付いているらしく、
日本の民謡は、ほぼ、4分の2拍子、もしくは4分の4拍子です。
なので、初心者のほとんどが(たとえ大人でも)
4分の3拍子の曲を弾く時に、勝手に4拍目を追加して弾いてしまいます。
つまり、小節の最後に、なんとなく4分休符を入れてしまうのです。
ルイ君も例外ではなく、4分の3拍子の曲を、4分の4拍子の様に弾いていました。
「ルイ君、ここにお休みを入れないでね。休憩したらだめだよ。」
と言いながら、私はお手本を弾きました。
するとルイ君は
「先生、僕、休憩と云う字を書けます。」と言いました。
「まあ、難しい感じを知っているのね。」
「はい、舌と云う字を書いて、自分と云う字を書いて、心を書きます。」
「そうなのね。もう習ったの?」
「この字は、小学校では習いません。休は1年生で習いました。」
次に私は、教則本の上に、「お休み禁止」と書きました。
するとルイ君は
「禁は5年生で習いました。止は2年生で習いました。」と言うのです。
「まあ、凄いね~ 何年生で何を習ったのか、全部覚えているの?」
「はい、覚えています。」
確かにルイ君は、字を書くことが大好きですし、とても綺麗な字を書きます。
そして、難しい漢字を知っているな~とも思っていました。
でも、何年生でどんな漢字を習うとか、きちんと覚えているのには正直驚きました。
ルイ君には、他にも私の知らない特技があるのでしょう。
そんな事にも目を向けて、ルイ君に、もっと自信を付けさせたいな~と思ったのでした。