先日は、ヨウ君(中1・アスペルガー児)のレッスンでした。
ヨウ君は、真面目な中学生で、いつも一生懸命勉強をしています。
小学生の頃は、通級指導教室に通っていたのですが、
中学生になって急に学力が伸び、今は勉強が大好きな中学生になりました。
勿論今は、普通のクラスで普通に授業を受け、その上、週に3回も塾に通っています。
学校と塾、両方の宿題に追われている状況ですが、
両方共 手を抜かずに頑張っているのですから、たいしたものです。
そんな状況ですので、ヨウ君はピアノに向かう時間が、前よりも少なくなってしまいました。
先日の課題も、まあまあ弾けてはいるのですが、時々つっかかったりしてしまうのです。
忙しい中、練習してきたことは大いに褒めるべきですが、
では、合格か?というと、そこは微妙なところです。
「ヨウ君、忙しいのに練習してきて立派ですね。」
「はい。」
「今日の課題も、一応弾けてはいるのですが。。。
そうですね、点数を付けるとしたら、何点くらいだと思いますか?」
「。。。。。」
「ららみ先生ならば、75点位を付けたいのですが、どうでしょうか。」
「はい、それくらいだと思います。」
「ヨウ君にとって、75点というのはどんな感じですか?」
「。。。もう少し頑張りたい感じです。」
「さすがですね。
75点も取れればいいや~と思う子もいるのに、ヨウ君は上を目指すタイプですね。」
「はい。」
「それでは、この曲を もう1週間練習して、次は100点を目指して貰えますか?」
「はい、目指します。」
こんな感じでレッスンを終えました。
最近ヨウ君は、学校のテストの点数を私におしえてくれることが多く、
また、良い点を取ることに意欲を見せているようです。
そんなヨウ君ですので、こんな指導をしてみたのです。
(因みに、私の問いかけが丁寧なのは、ヨウ君が、丁寧な問いかけを好むからです。)
来週ヨウ君は、ピアノでも良い点を取れるかな?
楽しみです