土曜日には、ルイ君(広汎性発達障がい・小6)のレッスンもありました。
ルイ君は、ニコニコとレッスン室に入って来ましたが、
なんだか何時もよりボンヤリしているなぁ~と思いました。
土曜日は暑かったので
「ルイ君、今日は暑いから疲れますね。」と、声をかけました。
するとルイ君は
「大丈夫です。」と答えました。
でも、レッスンを始めても、何時もより集中出来ません。
4分の3拍子の曲を、4拍子で弾いたりしました。
R君は3拍子が苦手で、
ちょっと油断すると、3拍目の後に 少しお休みを入れてしまう癖があるのです。
3拍子の曲は、今までに何度も特訓してきましたので、
ルイ君は3拍子を理解して克服出来た~と、喜んでいたのですが。。。
「ルイ君、どうしても、ここにお休みが入ってしまいますね。
気を付けて弾いてくださいね。」
そう言って私は、気を付けるところに印を付けました。
ルイ君の場合、視覚に訴えると、理解し易いからです。
何度か練習して、ちゃんと3拍子で弾けるようになったものの、
ルイ君は、やはり何時もより集中出来ていない様でした。
次は、リズム打ちをしました。
先回は、5題出した中、4題は1回で覚えることが出来たので、
短期記憶が苦手なR君も、随分と成長したな~と喜んでいたのです。
ところが。。。
タン タタ タタ タン|タン タタ タン ウン のリズムが、
ルイ君は、どうしても覚えられません。
こんな事は久しぶりです。
どうしたのかなぁ。。。
レッスンの後で、お母様に伺ってみましたら、
最近は、毎日 運動会の練習で、非常に疲れているとのこと。
そう言えば、去年の今頃もこんな感じで疲れていたなぁ~と
思い出しました。
ルイ君は去年の今頃~
「弾けません。。。」と泣いたことがあったのです。
しかし今年は、「大丈夫です。」と言って、
頑張ろうとしてくれました。
それは、明らかに私に対する配慮だと思います。
レッスンの時間は、疲れていても頑張らなくっちゃ!
と云うプライドだったかも知れません。
色々な意味で成長したな~と思ったのでした。