先週のルイ君(小6・広汎性発達障がい)のレッスンの時の事です。
私は、ルイ君の楽譜に
「音符の長さに気をつけましょう!」と書きました。
すると、漢字が大好きなルイ君は
「先生、音符の符と云う字は、何年生で習いますか?」と尋ねました。
「う~ん、何年生かな?6年生位かな?」と私。
「じゃあ、調べてください。」と言われたので、
私はスマホで調べてみました。
でも、慣れないスマホ検索に、モタモタしてしまいました
すると、ルイ君は
「やっぱり、家で調べます。」と、気を遣ってくれました。
「そう?お願いしても良いかな~」
「はい、調べてきます。」と、ルイ君はキッパリと言いました。
そして先日のレッスンの時。。。
ルイ君はピアノの椅子に座るなり
「先生、【符】の字は、中学で習う字でした。」と言いました。
「まあわざわざ調べてくれたの?」
「はい。」
「中学で習う漢字だったんだね。」
「はい。」
「それなのに、ルイ君は何時もちゃんと読めるよね。」
「はい。」
「それに、先生とお約束をした事を ちゃんと覚えていて、
きちんと調べてくれてありがとうね。」
「どういたしまして。」と、ルイ君は、とても得意そうでした。
ルイ君の、几帳面で誠実な人柄を表す、素敵なエピソードでした