ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

意外! ハル君がリズム打ちをやりたがらなかった訳

2021-05-10 | 広汎性発達障がい H君

一昨日は、
5歳のハル君(広汎性発達障がい)のレッスンでした。

ハル君は、レッスンで使っている教材
(ベネッセの はじめてのワーク)が大好きで、

毎回、楽しそうに取り組んでくれます。

 

最近、ワークをしながら気がついたのですが、
ハル君は、ひらがなが読めるのです

まだ、ひとつひとつの文字をゆっくり読むので、
意味として捉えることは出来ないのですが、

読む~という意識が芽生えていることは
素晴らしい事だと思います

 

そんなハルくんですが、
「リズム打ちをしよう」と言うと、
ちょっと嫌そうなお顔をします。

きっと、うまく出来ない事が
コンプレックスになっているのかな?

~と思っていたのですが。。。

今回のレッスン中に、
ハル君が、意外な事を言ったのです。

 

私が、「り ん ご うん」と言いながら
「タン タン タン」の手拍子をしたら、

「先生みたいな大きな音が出ないんだ。」

と、ハル君が呟きました。

 

えっ  そこ?

それが気になっていたの?

 

そこで私は

小さな声で 「り ん ご うん」と言いながら
小さな音で手拍子をしました。

 

するとハル君は、
小さな音で タン タン タン と手拍子を打ったのです

リズム打ちが苦手なハル君にとっては、
かなり正確なリズムでした。

 

「ハル君、すご~い

と褒めたら、何時も通り凄く照れて、
クッションをバンバン叩いていました。

可愛いな~

 

ハル君にとって、
大きな音で手拍子出来ない~と云う事が、
コンプレックスになっていたとは

そしてその事が、
リズム打ちに対する抵抗感を強めているのならば、
打ち方に工夫をしていかなければ

と改めて思いました。

 

子供の意識は奥が深く、
本当に興味深いな~と思います。

 

 

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