ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

新高校生の成長~練習の工夫に感動

2021-05-18 | アスペルガー児 Y君

ヨウ君(アスペルガー)が高校生に成って
ひと月以上が経ちました。

今のところ、レッスンもお休みせずに
毎週通ってくれています。

 

ヨウ君はとても繊細なので、
新しい環境が、あまり得意ではありません。

なので、高校生活に慣れるまでは、
のんびりと、落ち着けるレッスンを心掛けようと思っていました。

練習してこなくても、
それはそれで仕方がないな。。。

そう思っていたのです。

 

ところが、先日のレッスンの時のことです。

ヨウ君は、エリーゼのために の宿題を弾きました。

展開部(ヘ長調)の前までが宿題だったのですが、
丁寧にきちんと弾けていました。

 

「ヨウ君、凄いね。きちんと弾けているね。」

「ありがとうございます。」

「高校、忙しいのに、よく頑張りましたね。」

「実は。。。」

「えっ?なあに?」

「実は、難しい処だけを練習しました。」

「えっそうなの?」

「すみません。。。」

「ううん、素晴らしいな~と感動しました。」

「。。。。。?」

「高校が忙しいけど、練習もしてくれたんでしょ?」

「はい。2日だけ練習しました。」

「まず、それだけでも嬉しいです。どうもありがとうね。」

「でも、あまり時間がないので、
   弾けないところだけを弾いたんです。」

「うん、そこがまた素晴らしいよ。
   練習の工夫をしたってことだもの。」

「はあ。。。」

「普通は、最初から弾きたくなっちゃうよね。
   だって、綺麗なメロディだもの。」

「そうですね。」

「そこを弾かずに、
   あえて難しい処だけを練習したヨウ君は素晴らしいなぁ

私がそう褒めると、
ヨウ君は照れたように少しだけ笑いました。

 

 

今までも、
「難しい箇所だけでも練習して来てね。」

と指導したことはありました。

でも、あまり守られることはなく、
弾けない箇所は、いつまでも弾けない。。。

そして、弾ける箇所(弾きやすい箇所)は益々弾けて、
そして弾けるが故に、どんどんテンポが速くなり。。。

そんな感じだったのですが、
(どの子も、そうだと思います)

ヨウ君も高校生になり、
合理的な練習方法がしたい!と心から思ったのでしょう。

 

ヨウ君の事は
小学5年生から、ずっと成長を見守ってきたので、

今回の様な工夫が、しみじみと嬉しかったのでした。

 

 

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