「ぼくたちは大人になる」(佐川光晴 著)を読んでいます。
登場人物の高校生が次のように語る。
「世の中にはさ、勉強でも、スポーツでも、容姿の美しさでも、自分の能力をできるだけたくさんのお金に換えることが幸福なんだって思ってるヤツらがいるだろ。」
『僕は、子どもたちに自分の好きなことを職業にするためには、どうしたよいかを考えなさい』と話すことがことがある。まさに、この『ヤツら』の一人なのかな。
さらにこう続く。
「逆に、言えばお金にならない能力なんてものは無駄なんだから、さっさと見切りをつけて、お金になりそうな力を伸ばしなさいってことになる」
『見切りをつけず、貫きなさい』と言いたいところだが、難しいことだね。それでも、子どもたちに輝いていてほしいと願う。だから、新しい曲の詞のように、
夢の力は、いつも君の中にあって 生きる力が広がるだろう みなぎるだろう
と歌います。
次世代への僕らなりのメッセージを歌い続けたいと思うのです。我が子が新たなスタートラインに立っている今、そんなことを考えました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます