やっとDVDをまともに見る事が出来るようになったので
その感想をちょこっと書いてみたい。
視点は長年スキーをやっているものの上達は中級者止まりで素人からの
ものになる。
まず見始めて思ったのはDVDの映像が汚い。
まあ確かに30年も前の上映のものだからこんなものなのかなあ。
映画は恋愛、スキー、車が中心となっているがとりあえずはスキーの話だけ。
この撮影時は3月の以降の志賀高原がメインとなっている。
昔はよく行った懐かしの志賀。
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この冒頭部は予行編で実際の映像は違っている。
最初に会社のシーンなんかが写っているが昔は
とにかくタバコだったんだなあというのが実感される。
どこでもとにかくタバコのシーンがよく入っている。
スキーツアーに行ったときに室内に吊した衣類、タオルなんかが
翌朝、とにかくタバコ臭かった。
時代は変わって今は喫煙の条件がかなり厳しいが
青森県はその辺がまだ遅れているかな。
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この頃の通信手段のはやりはアマチュア無線……だったらしい。
このシーンで「今どこですか」なんて問いかけているが
返信が「あと5kmくらい」などと答えている。
そのシーンへの大きな疑問?
志賀高原に居るんだったらそんな答え方が不自然に感じた。
例えば一ノ瀬に集まるんだったら答えは「今は丸池」とかだと
思うのだが、無線だとそのような答え方になるのかねえ。
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途中に挿入されるスキーシーン。
ここはどう見てもオフピステだ。
ここが焼額だとすると西武系に属するがここがロープをくぐって
ゲレンデ外でのスキーは禁止のはずだ。
まあ志賀のどこもそうだったと思うが。
当時はスノーボードも許可されているゲレンデは限られていた。
基本、スノーボードは禁止。
今となっては考えられない話だ。
奥志賀に行く事が多かったのでできたての焼額スキー場でロープを
くぐって下に降り、また同じ場所を滑ろうとしたら
パトロールが待ち構えていて怒られた事がある。
まあそんな事も有ってか焼額スキー場は他所に行くための
通過用のゲレンデとなった。
元々、南斜面なので雪質が悪い事が多いのだ。
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でこのコブ斜面を主人公が滑るのを見て、この代役の方の
滑りはめちゃくちゃ上手いとと思った。
30年前の道具でこんな滑りが出来たんだ。
ただ滑りは今となっては古い技術かな(素人目線)。
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このシーンで「死んでる」とか言っているがこの悪雪で
人があそこまで雪の中に突っ込むなんて考えられない。
変だよ〜〜と思うのだが、考えすぎはいけない☺️
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このシーンはなんで載せたかというと原田知世のバックに
奥志賀のゴンドラの降り場の建物が写っていたからだ。
あの建物のところは奥志賀、第5リフトの降り場付近で下はかなりの急斜面。
その建物の左の方の開け場所上部から、昔は頻繁に山の方に
滑り降りて行った。
焼額スキー場が出来ていない頃の話になる。
当時は山の木もまだ低かったので意外にどこも簡単に
滑り降りる事が出来た。
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このシーンはこの映画でよく目にする有名なものだ。
ここで「バキューン」とやると主人公の一人が何故か転倒するのだ。
ただその主人公、直前の滑りではバランスを崩すふりを
しながら見事に滑りきっているので転倒する訳がない。
な〜〜〜んて、素人目線で映画前編でいろいろ突っ込んでみたが
そういう意味まで最後まで同じだ。
そんな意地の悪い見方をしないで単純に楽しむにはよく
出来た映画では無いかと思う。
見たことが無い人はまあお楽しみかなあ。
原田知世の代役スキーヤーは下手な不利をしてても
どうしても上手さを隠せないね。
これでこの映画の話はお終い!
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