【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

こすり球

2019年02月04日 16時29分05秒 | ゴルフ

ゴルフで言われる『こすり球』『こすりうち』
この言葉は殆どの、全部と言っていいほどのアマチュアに
間違って認識されている気がする。

アンケートを取ったわけないけれど
たぶん こすり打ち~こすり球 イコール スライス
と思っている節があるけれど
実際の こすり打ち は出るたまに特定の決まりはなく
ボールに右に回転が入る場合もあるし、左回転の入る場合もある。

では こすり球 とは何か というと
簡単に行ってしまえば
読んで字のごとく ボールの底をこすって打たれた球筋 を指し
こすり打ちとは 体の回転だけで作られる筈の縦の円弧
に腕さばきによる縦の円弧で打つ ことを指す。
多くの場合、こすり打ちはあおり打ち と同意語というほど
こすって打つ人は必ず上を向いて上に振って打撃する。

よくある例が グリーン周りのアプローチで
腕を使わないように…
 この場合の腕を使わない というのは
肘や手首を固定して という意味で
肩甲骨~肩を揺さぶって ヘッドに縦の円弧を描かせて
ボールを打つ方法・・・・典型的なこすり打ちである。


アプローチだけでなく、
多くのパッティングストロークもこすり打ちの延長線上で
パターというロフトの非常に立ったクラブで
ボールを殆ど浮かせず 転がす ので
弾道として表れにくいが これも典型的なこすり打ちの代表。

何度も書いているけれど
ここの部分を「気づける」ことが
一つの 大きなスイング改良 と言えるほど
ゴルフショットのイメージに大きな影響がある。

パターではわかりにくいが
アプローチであれば
クラブ自体を動かさず、それを持った自分が
前傾姿勢という傾きがある前提で向きを変えるから
ゴルフクラブは円弧を描いて「見える」。
 実際にはゴルフクラブ単体は動いておらず
当然、そこに振り子の作用なんてものは存在しない。


ところが これを「振り子のクラブを扱う」という
とても大きな誤解をして、
肘や手首を使わなくとも 肩を揺さぶって
円弧を描いてしまうと
本来のスイングの円弧(体の回転で作るもの)に比べると
より小さな円弧になってしまい
しかも、より大きなロフトで打つことになってしまう。
別の記事に書いている通り、
体の回転以外のもので円弧を作ってしまった場合
その円弧が作り出す遠心力を人間は自分の動作によって
向心力を作ろうとしてしまうので必ず左サイドを上げてしまう。

円弧も小さく、より大きなロフトで
左サイドを上げながら(左足上がりの坂で打つのと同じ)
で ボールを打てば
クラブ単体を動かさず それを持った打ち手が体の回転だけで
描く円弧で打つのと比べると
より大きなロフト、入射ではなく仰射角度で打つ分
弾道は本来のスピードになる筈のエネルギーを
回転と角度に変えてしまう。

ウエッヂのように元々ロフトの大きいクラブで
その こすり打ち~あおり打ち のアプローチをすると
ボールを打撃する…というよりも
ボールに接触事故程度のエネルギーしか与えられないので
弾道も遅く、低く飛び出るようになってしまう。
だるま落としのように打って
かろうじて前に進んだ弾道になる訳だ。

何故 こうなってしまったのか
現在多角的に解明中ではあるけれど
トーナメントで活躍するトッププロのショットなどを見ても
この『抜けた球』を打っている人が少なくない。
ドライバーなども ゴルフクラブの中で一番ロフトの立った
打撃エネルギーが一番ボールのスピードという推進力の元
になり易い筈のショットも異様に球質が遅い。
プロの場合 筋トレや体のケア、練習に時間も割けるが
オジサンゴルファーがそれを真似ても
なにひとついいことがないんだけど…ね。


フルショットも含めて 主流になってしまった
 インテンショナルこすり球打法
これを解決する方法の一つが
「ゴルフ眼」を鍛えること だと思う。
フルショットでは早くてわかりにくいだろうから
ゆっくりなアプローチショットで
実は クラブをある程度固定し
胴体の回転だけで円弧を作っている というのを、
 自分の興味に沿って見たい からと言って
ヘッド軌道ばかり を見るのでなく
ゴルフクラブと打ち手の上半身の関係
そして その映像は実際にはもっと立体的なもので
映像になるのには それが平面上に写り込んでいる
という認識
そこらへんが ゴルフスイングを変えていく第一歩に
なって行くと思う。

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投稿◆クラブに訊け

2019年02月03日 17時11分42秒 | ゴルフ


パター届きました。ありがとうございました。


そのパターですが、ヘッドを動かさず、
(その場においておく感じ)
グリップを「右→左」と
スライドさせられたらちゃんと打てました

すごく簡単?です。
ある意味異常に難しいですが。


意図的にヘッドを下に向ける(=ロフトを立てる)ことをしなくても

勝手にそうなるような気がします。

インパクトの強さ
転がりの良さの次元が違いました。
大切なのはロフトを立てることではなく、
右→左のスライド???
ヘッドはシャフトの前???謎は深まるばかりです。


同じような感覚でアイアンを打ってみると、球は高いが
芯喰いまくり。自分が意図するよりははるかに高い弾道
(ただ、打ち出し角度はそんなに変わっていない気が…)
なのが、チト気に喰いませんが…。音・距離は最高です。
当然ダフりもトップもまだします。


なんとなく、何となくですが、ロフトを立ててインパクト
の感覚がわかったような気がします。


感覚的には「from Outside to Outside」とでいいましょうか。
ある意味「from Inside to Inside」ともいえましょうが。

スイングアーク(ダサくて使いたくない言葉w便宜的に使います)
に沿うのは、ヘッドじゃなくてシャフトの下側というのが
感覚的にわかってきた気がします。

そこをキープできれば、ロフトは勝手に立つ。
左ひじは勝手に左にスライドする。ってこと???
まあ、理屈こねるより感覚です。フィーリングです。
最近はあれこれ考えないようにしてます。クラブに訊け!



お手紙有難うございます。
クラブに訊け というのは その通りだと思います。

先日、取材でありましたが
やはり 多くの方はシャフトというものの、存在というか
役割と言うのを 誤解されているようです。

ですから 多くのゴルファーは
飛びはシャフト! 弾いて飛ばす みたいな
感覚で クラブを替えたり、シャフトを替えたりするのでしょうか?!

基本 飛びは 質量・・・ヘッド重量
シャフトの役割は 打ち手にロスなくインパクトさせる為
その指示を伝える と言うことなのだと思いますが。。。


弾道の高さ。。。
あまり無理に低くする必要はないと思います。

原則 弊社のアイアンロフトは
とても大きめですし、装備するアイアンヘッドは
重心も低め、深め ということですので
ある程度 持ち球の高さの高い方は
ソコソコの高さになって然るべし かと。。。

必要な距離を 無理せず飛ばせれば
高さはあまり重要ではありません。

逆に言えば、高さを作れる破壊力を
まだ 含んでいるのですから
距離に転化するチャンスもあり
それは 未来への預金にしておくのも
いいかも知れません。


そうですねぇ 若い力のある方は例外ですが
6番アイアン 32~33度のロフト
長さ37.5インチ位のクラブで
140~150ヤード打てれば 良いのではないかと
思うんですけど、ココがまた難しくて
距離の基準というのが 人それぞれバラバラで
打ちおろしや距離基準の甘いヤーデージで
それを掴んでいる人もいらっしゃいますので
ナントも言い切れないトコロではあります。

弊社で言う 140~150ヤードは 実測
無風 真っ平らな状況で を指しますので
コースヤーデージでは 160ヤード以上
と考えても良いかも知れません。
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フェアウェイウッドとランニングアプローチ

2019年02月03日 17時09分57秒 | ゴルフ




巷では昨今 ユーティリティクラブ と言う名称の
奥行きの深い 厚みのある中空アイアンが
中~長距離を打つのに主流になっていますね。

奥行きのある中空アイアン と
フェアウェイウッド の差は
クラブの長さと重心位置の奥行きの深さです。
機種によって少々異なりますが
同じ 22度のクラブだとすると
中空アイアンの方は長さ39インチ位
 重心の深さは15ミリ位です。
一方、フェアウェイウッドは長さ42インチ位
 重心の深さは30ミリ弱と言ったところ。
使う方の好き嫌い、好みは別として
 中空アイアンの方が打ち出しは低め
 FWの方は打ち出しは高くなります。
中空アイアンは重心の低いので 打ち出しは低めの
ロースピンとフライヤーのような球になりやすく
 距離が確定しにくいと言う欠点があります。
フェアウェイウッドがあまり好まれない最大の理由は
形状的にソールに奥行きがあり
フェースローテーションするスイングや
煽り打ちをするゴルファーにとっては
ソールの一番奥の部分が地面に干渉しやすく
ボールを打つ前にダフッてしまいやすいところだと思います。

パワーやスピードでボールがあげられる内は
ユーティリティ(中空アイアン)も悪くありませんが
そうでなくなり始めた時、グリーンを狙って
グリーンで止めやすいのはフェアウェイウッドですので、
出来るだけ早い時期に FWとは仲良くしておく方がよいです。
また ある意味 FWはクラブ扱いと言うか
スイングの良しあしをはっきりと表すクラブでもあるので
練習にはうってつけと言えると思います。

フェアウェイウッドをうまく打つ秘訣は
ドライバーの話と同じで
ランニングアプローチをしっかり覚えることです。



イメージとしてはテニスのグランドストロークと同じで
打面、フェース面(ラケット面)を地面に向け気味にし
体の回転・・・フットワークですね 
これでクラブを動かします。
腕も含めた、胸から上でクラブを動かそうとすると
立体形状の強いフェアウェイウッドは
うまくボールとコンタクトしません。
クラブを動かさず、クラブを持った自分が動く
というのを体現できるクラブがフェアウェイウッドと
言えるのではないでしょうか。

現代のスイング主流…になってしまっている
体を先に回し、体が止まり始めたら
クラブヘッドの重さを利用してクラブを腕で振る。
この方法で打っているゴルファーは
練習量がかなりない限り、もしくはかなりのスピードで
誤魔化せない限り フェアウェイウッドが好きでなく
同時にランニングアプローチも苦手になります。
フェアウェイウッドのそのソールの奥行きは
ある意味 サンドウエッヂのバンスとも似た意味合いが
あるので、バンス角度のない ソールの薄いウエッヂを
好むゴルファーの多くはFWが好きでありません。
それは 腕でクラブを振っている限り
インパクト前後のロフトが安定せず
打ってみないとどんなインパクトロフトになるのか
分からないので、ソールやバンスが邪魔になってしまうからです。

まあ それは兎も角、
ランニングアプローチでも
インパクト付近に 自分の動作とは全く異質の
ヘッドの移動速度、ヘッドの動き速度 を造るスイングでは
距離感と言うはよほどの練習量がないと身に付きませんから
自分の動作速度=ヘッドの移動速度 という
アプローチを身につけていくことが
同時に フェアウェイウッドを上手に使えるコツ
 でもあるのです。
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クラブはどの方向に振るのか

2019年02月02日 14時35分23秒 | ゴルフ



表題は分かりやすいように あえて『振るのか』と言う言葉を
選びましたが、正しくは 動かすのか~移動させるのか
ということになります。

アプローチ集中講座 でかなり書いてきましたが、
パターとアプローチ、そしてフルショットを
別々なモノにしてはイケマセン。
すべて 共通 共有なモノです。

そのためにも クラブはどの方向に
どこに、どっちに動かすのかのイメージはしっかり
持っておいた方が良いでしょう。

別な言葉で言えば
どのように腕を使ってクラブを動かすのか
腕使い、クラブさばき というコトにもなるでしょう。



➀これは改善の余地あり


✊クラブを縦方向、ライ方向に動かす

スイング、そしてゴルフクラブの移動の
一番大きなものは 体の向きの変更~横方向のモノです。
傾き…があるので分かり難いかもしれませんが、
ヨコシマのシャツを着ているとすれば それに沿ってのモノです。



クラブをライ方向 縦方向に振ってしまうと
その横方向とは 全く違う 90度違う方向に
重さを放り投げる形 になりますから
当然、その横方向の体の動きは それに影響を受け
元の角度で動けなくなり 横→斜め→上 になります。


そして これも当たり前 ですが、
体は横に進行中の状態で クラブを縦に振れば
その流れからは離脱
縦に振っている時間以上分、体の流れからは遅れることになるので
その後 結局 横にも振らなくてはならなくなります。


➁このアレンジ版はもっと大変。


最近 多く見かける、最も多いスイングが
そのクラブを縦に振るのを
腕をねじって スイング軌道沿いに振る動きです。

これが可笑しいのは ショットは出来るだけ筋力に頼らず
繰り返し 出来るだけ簡単にしたい という目的なのに
スイング軌道に沿う ことが主目的のように扱われているコトです。

非常に大事なことで、多くの人の頭から欠落してしまっていますが、BlogPaint
ロフト角度、ボールの距離や高さ、弾道を決定するその要素は
クラブの姿勢だけでなく クラブヘッドの移動の道のりによっても大きく左右されます。
それが 確定し辛い、規則性を持ちにくい
クラブはライ方向に振るけど 腕はねじって スイング軌道なり だからOK
みたいな知識は履いて捨てるべきでしょう。

また 腕をねじって クラブを縦に振る動きでは
遠心力 という やはり 体の回転とは違う方向に掛かる重さを
処理しなくては行けなくなります。
ボールの飛ぶ方向、ボールを打つ方向と
まるで関係のない 上方向に伸び上がりながら、蹴りながら
ボールを打つのが良い なんていう考えの人は
一度病院に行った方が良いかもしれません。

 そんなの 自分で気づいていないだけで
 遠心力の処理動作に過ぎないのです。



➂クラブは ロフト方向にしか動かしません。


クラブにとって ロフトが命 なのです。
打つ距離が定まっているから 方向に意味を成し、
方向が定まっているから 打つ距離に意味を成す のです。

体の主の運動の 横方向の動きを妨げず
かる インパクトの許容範囲を持て
ショットに規則性を持たせるには クラブは ロフト方向(もしくはその逆)
にしか動かしてはいけないのです。
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グリップ‟エンド”コントロールを意識しましょう

2019年02月01日 19時17分16秒 | ゴルフ



ゴルフショットは飛ばすにしても、
希望の方向に打つにしても
グリップ『エンド』のコントロールはとても大切です。

確かに 感覚的というか、物理現象としては
ヘッドとボールが当たるので
兎角、ヘッドの意識が高まってしまうのはわかります。

しかし、そのヘッドとて
勝手に、自動的に動いてくれる筈もなく
どの道、自分の動作によって
 グリップエンド(グリップ)が移動した結果、
ヘッドが動く…微妙に間接的に関係です。


ゴルフクラブ、特にクラブヘッドは 上下、左右、前後
どの方向にとっても対称性はなく、
重さも特出して備わっていますから
ヘッドを単独で、動かせば動かすほど
その後処理は複雑に、大変になります。


長い距離を打たない ランニングアプローチのような状況で
ヘッドを下に振れば、その振った分だけ
体はボールから離れ 
ボールと自分の間に適切な量の空間を『創造』しないと
ミスになってしまいます。
造りすぎればトップですし、足りなければダフリです。


俗称で言う『ダウン』スイングは
おおむねすべてのものが 低くなっている工程に
インパクトがあるのが理想で、
ヘッドは下がっているけれど、グリップは上がっている、
右肩は下がっている(ボールに近づいている)けれど、
左肩は上がっている(ボールから離れている)では
毎度毎度 その調整は微妙過ぎて、
誰からもアドバイスをもらうことも出来ませんし、
再現する目安すら 勘と経験に頼るコトになります。

飛ばす…というコトにもつながっていくのですが、
ショットは「モーメントの高いショット」の方が飛ばせますし、
ミスにも強くなります。

アバウトですが、大きなもの(体など) が同じ進行方向に
動いている方がより「モーメントの高いショット」になります。


スイングプレーン信仰者は ヘッドばかりの軌道を追いかけますが、
手先でそれを作っている人のほとんどが、
プロも含めてその多くの人が
インサイドからと言いながら、グリップはボールから離れるタイミングに
インパクトを作っているのがとても気になります。



アプローチで考えるとわかりやすいですが、
なにがしかの修正をする際、
自分で直接動かすことのできる グリップ/グリップエンドを移動させる
その方向や高さが リニアにヘッドに直結していないと
折角、スイングを修繕したと思っても
今度は 逆の問題が発生し始めてしまいます。

グリップが上がり過程なのに、ヘッドは下がり過程では
薄すぎる当たり、厚すぎる当たりの改善を勘とタイミング頼ることになり
再現性が乏しくなります。

グリップがボールから離れ過程なのに、ヘッドはインサイドでは
その軌道もヘッド姿勢も 直接的に改善する術がありません。

そして 忘れてはいけないのは
ゴルフショットにとって飛ばすことも大切ですが、
コースでは 実にショットの 1/3~半分 はフルショットしない、
なにがしかの加減の必要なショットばかりなのです。

加減はもちろん スピード によってするものですが、
グリップの移動とヘッドの移動がまったくイコールとは言いませんが、
なにがしかの関係性がない スピードのコントロール は
やはり 勘に頼ることになります。


多くのスイングではインパクト付近で
グリップエンド(グリップ)の移動を止め、
その反動でヘッドを動かすので
これでは スピードのコントロールをするのは曲芸レベルになってしまいます。

グリップエンドの移動、移動速度、移動方向
それをコントロールするのがショットです。

そして ゴルフクラブは そのグリップエンドの移動を手助けする
そういう構造になっています。
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ゴルフ◆ヘッドを下に振れば体は上を向く

2019年02月01日 19時13分40秒 | ゴルフ

素振りやアプローチの練習を見ていると
決定的にミスを生むイメージを持っている人が多く見られます。

ゴルフショットのインパクトは
当たり前ですが、ヘッドとボールの衝突です。
何度も言っていますが その衝突の運動、移動をする原動力は
体が向きを変えること、
 それによってグリップが移動するからです。

よく見るパターンは
インパクト付近(直前)でグリップが止まり
その止まった反動を使って ヘッドでボールを弾くことです。

スイングには体の向きの変更とともに
前傾姿勢というのがあり、
それがクラブヘッドの高さを大きく高くしたり、
低くしたりもします。
なかなか説明の難しいところではありますが、
グリップを止めるということは
その体の回転と前傾姿勢の恩恵から
クラブを動きを切り離し、分離するということです。
体の回転、その流れに乗っていれば
一番懸念の…地面にあるボールを打つヘッドの高さ、
それで概ね処理することが出来ますが
グリップを止めてしまうと そレを利用できないので
どこかでヘッドを低くしなければならなくなります。

例えて言うのならば 電車に乗っていれば 立っていても
目的地まで移動できますが、電車に乗らなければ
自身が自力で移動しないと目的地には到達できません。

前傾姿勢を失う原因にもなるのは
前傾姿勢をそのものを解いてしまうことでなく
体の回転 というその流れを使っていないからで
昨今のスイングは トッププロであっても
体の回転の流れそのもので打っていないので
うっていなどころか テークアウェイすら
体の回転で行っていないので、
スイングの初期の段階から 前傾姿勢を失ってしまっています。


もう一つは
やはり同じ中身であるのですが、
その反対から始まり、地面に置いてあるボールに届かせるため
どうしても ヘッドを意図的に上下に…低くしてしまうことです。
これ とても大きなポイントであり
アマチュアの多くに見られる部分なのですが


アプローチのこの地点から始めましょう。
練習も含め 意図的にシャットを強くして貰っています。
もうすこしヘッドは高い方がグリップを移動させるための
重さはかかりやすいかも知れません…。
次に多くの人の素振りなどでのイメージでの写真を載せます。




これ気づかない人が多いのですが、
自分で動かしたヘッドの軌道というのは
腕や肩で動かそうが、体で動かそうが
結果として このヘッドの移動の軌道が
体の回転の角度になって行きます。
体はほぼ左右対称に、均衡を保つように動きますので
ここでこれだけヘッドを下に動かした となると
その動かした分何かを上げることになります。
重さには勝てないからです。

傾きはあれど ほぼ水平運動に近い筈の回転が、
体の向きの変更が、
 こんなに上向きの回転に変わってしまうのです。
ダウンスイングの自分のヘッドの通す軌道が
 必ず 自分の回転の角度になります。



クラブヘッドの重さがグリップを上へと送り
前傾姿勢と失い、ディッシュアングルも失います。
その結果 こうなる訳です。
前の写真よりもグリップが高くなったのに気づきますか?
クラブの重さがそう掛かったのもありますが、
体の上向き、左サイドの上りが強くなってきたからです。

ヘッドには高さがあり、地面にあるボールに届かすのには
ヘッドを下に動かさなくてはならない
という思いが、結果、ヘッドは下がるが地面は上を向く
単に最下点が右にズレる動きに変わるだけなのです。
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