【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

パッティングストローク【ショート症候群】

2019年04月15日 20時35分58秒 | ゴルフ
パッティングの「ショート症候群」
全国各地に蔓延中のようです。

その症状は
 ショルダーストローク論 と
 マレットパター の浸透により
加速度的に早まり、深まっているように思えます。



ヘッド重量 470g超の
弊社のL型ブリストルパターを持ったことの
ある人には分かると思いますが、
(思いっきり宣伝してます!)
市販のパターは(平均して320g位でしょうか)
 まるでヘッドが付いていない
と思えるほど軽く、
まあ これでは 届かないのも納得でしょう。

そして それだけでなく
症状が重く、深まるような理論と呼べない説が
横行しており、アマチュアを苦しめてします。


パッティングストロークの場合、
あたり前なのですが、その距離をボールが移動するのは
飛び ではなく、地面を転がります。
ですので 浮遊するボールと比べると
逆の回転「オーバースピン」~順回転で進みます。
(なぜ 逆回転をバックスピン・順回転をオーバースピンと
 呼ぶのか、訳すのかいまだ持って不明です)

正しい意味での良い転がり とは
その距離を進むのに 少ない回転数 の方が
✋摩擦も少なく
✋芝目の影響も受けにくく
✋少ないエネルギーで打つコトが可能 です。

例えば ボールの外周を約15㌢とすると
1m50 ボールが移動するのに
5回転なのか、10回転なのか、20回転なのか、
と言えば 5回転しかしないのに
 その距離を移動するのが理想です。

10回転、20回転させれば
摩擦抵抗~ブレーキも掛かり易く
芝目の影響も数倍受けることになり
強い力、速いヘッドスピードで打つ必要が出ます。

オーバーな参考例ですが、
砂の上、芝の上、氷の上をボールが転がる時
どれが 良い転がりと言うでしょうか?
同じ力で打った時に 届く距離が大きく異なります。
回転とは摩擦ですから、同じ考えなのです。

元々 必要以上に軽いヘッドのパターで
打っているのですから、
より強く、より速く打たなくてはならないオーバースピン絶対論は
症状を加速度的に悪くさせます。



次に ショルダーストローク です。

パッティングだけに限りませんが、
良いスコアで回りたければ
ゴルフショットは「距離」を最優先に考えた方がよいです。

世界のトッププロが優勝争いをしていても
1mの距離のパットがカップの入る確率は5割前後です。
予選当落選 の状況であれば、当然 それ以下 です。
我々アマチュアは 当然当然 それ以下以下! です。
ですので ショットもそうですが、
パッティングはトータルで無駄なストロークを打たない
つまり 打とうとしている距離を打つコトが最優先事項で
それがトータルストロークを減らしていきます。

真っ直ぐ打つ なんていうのは
 言ってしまえば どうでもよいコト なのです。
だいたいの方向に
 打ちたい距離、打たなければいけない距離を打っていれば
無駄なストロークはどんどん減って行きます。

ショルダーストロークは
 真っ直ぐ打たせることを最優先にしたものです。



しかし ヘッドの上下の移動、上下変化
そして ロフトやヘッド軌道の変化が大きいので
結局は真っ直ぐ打てないのですが…。

言ってしまえば 打つ人本人に
「真っ直ぐヘッドが動いていているか、どうか」
だけを問う、
見た目のための見た目だけのストローク法です。

そして そのストロークは
前傾を深くし、首の付け根辺りを軸としますので
ある距離以上を打とうとすると
体が右に傾き、ヘッドの最下点が右にズレます・・・
つまり パターでも煽り打ち、しゃくり打ち になるので
多くの場合 パターの歯が入るトップになります。

ですので プロのパッティングをテレビやネットで
見ていても 歯がボールに当たる硬質な濁音が
インパクトになっています。

パッティングのトップは
通常のストロークの
 十倍以上のスピンが入ってしまうので
ボールは急激にブレーキがかかりますから
ボールがお辞儀するように止まってしまいます。


そして 極めつけは マレット型のパター です。

マレットの特徴は 重心が深いので
ヘッドが飛球線・進行方向 前に出易いコトです。

つまり ショルダーストロークで 煽り打ちになりがちな
その打撃を加速させることになります。

①軽いヘッド
②オーバースピンをもっとかけろ
③ショルダーストロークで煽り打ち
④マレット型パターでさらに煽り打ちし、トップを打つ
のですから ショートしない方がおかしいです。

おそらく プロも含め、半分以上のゴルファーが
この罠にずっぽりはまっています。

この「ショート病」の困るのは
登りのチャンスのパットはショートし、
届かせようとすると左のひっかけ、
長い距離のパッティングの距離感が掴めず、
下りや速いグリーンでは必要以上の伸びてしまう
ことになるので、パターがいつまで経っても
苦手項目から外れないことです。
何処にも何にもメリットがありません…。

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重さと戦うか 重さを利用するか

2019年04月14日 20時11分55秒 | ゴルフ




飛距離に悩むゴルファーの多くが
「飛ばしはヘッドスピードにある」と考えています。

ウソ! とは言い切れませんが、
半分はホント、半分はウソと言えるでしょう。
(もっと少ないかな…)
飛距離に悩むアマチュアゴルファーの飛ばない理由においては、ヘッドスピードを上げると飛ぶようになるか
には疑問符が沢山付きます。

ごくごく平均的なゴルフをする
成人男性(平均値59歳)のドライバーショットで
ヘッドにかかるボールの重さ、
ボールにかかるヘッドの加圧(質量)は
800キロにも及びます。


その重さに耐えるクラブ扱いをしておかなくてはなりません。

多くのゴルファーが行うゴルフスイングは
インパクト付近で、体や左腕を止めた状況で
クラブと利き腕(右腕)だけを動かしている
俗に言う「手打ちの状態」です。

別な言い方をすれば
グリップそのものを体や腕さばきで動かして
グリップの移動が直接ヘッドの移動になる打ち方と
グリップを先に動かし、それを支点として
その後ヘッドだけを動かす打ち方は
極端には 打ち抜きの前後はクラブしか動いていません。

それでは動かしている総体の質量が低く
しかも、その打ち方ではボールの打撃力は
スピンに化けやすいので
スピードをアップしても 飛距離増加の効果は薄い
殆どないと言ってもイイでしょう。

インパクトで 体と言う一番質量の重いものを
原動力にして重さをどかす打ち方をした方が
ボールと言う質量に勝ち易くなります。



腕や手だけで クラブを動かしてショットしている限り
その800キロと言う重さに勝てず
労力が飛距離に繋がらない だけでなく
その質量(ボール)に動きを止められてしまいやすいので
フォローやフィニッシュが取れない
というのもありますね。

ゴルフクラブは
その形状から クラブの重さはグリップをどう移動させるか
グリップを移動させるためのもの です。

➡グリップを移動させ
それから後にヘッドを動かして打撃すれば
クラブの重さやその形状の理由は
既に使われた後に、単なる「労力」で打つことになります。
クラブの機能が使われている時にボールを打たず
逆にその重さが負荷になる状態でボールを打つ訳です。

そして、とても重要になるのが
一番速度を上げたいところで
体の中に止めておく部分と動かす部分の二極が発生し
その境になる部位・箇所に負担が集中するということです。

それは人によっては左手首であり、左ひじであり
場合によっては首なんてことにもなりかねません。

質量に勝つ為にも、飛ばすためにも、
体を痛めないため、にも
グリップの移動そのもので打撃を心がけて下さい。
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『ミスに強い』スイングの造り方

2019年04月14日 18時00分33秒 | ゴルフ



ショットはミスの連続です。
ほぼ 全部のショットがミス と言っても過言ではありません。
メジャーの数度勝っている ニックファルドは
練習や試合を通して 自分のゴルフ人生の中で
ミスでないショットは『2回』しかない と言っています。

使えるミス、許容範囲をミス、
ミスの範囲を狭める という考えが
もっとも ゴルフ向上への王道 と言えるかも知れません。


そこで、ミスに強いスイングの造り方
 には②段階(②ステップ)あります。


ステップ1

 インパクトを下降過程にもってくるコト


 
距離のミスや左右のズレ よりも
アプローチなども含め、アマチュアゴルファーにとって
痛いミスは トップ・ダフリ でしょう。

それを防ぐのには
『スイングを弧だと思わないコト』 です。

スナップショット 1 (2017-07-10 15-54)

スイングは最終的には弧を描きます。
しかし それは「自分が体を回すから」で
重さがかかって それを逃がしていく
無意識に近い動作です。

体と言うターンテーブルが重さを逃がしていく結果
体が向きを変えていくモノで
それを 手さばきで円を描いてしまうと
多種多様な球筋を生んでしまうコト になります。

ヘッドターンなどは論外ですが、
手さばきで ヘッド姿勢を変えようとすると
その作用によって 円弧…ヘッド軌道も変化します。

インパクトをヘッドの最下点にイメージしておくと
下降軌道で打つ場合も発生しますし、
最下点で打つ場合も発生しますし、
上昇軌道で打つ場合も発生します。

この手のスイングはヘッド姿勢の変化も激しいですが、
例え ヘッド姿勢が一定であっても
下降軌道でのインパクトと
上昇軌道でのインパクトでは
まった違った球質になり、距離も異なります。

これでは球筋は安定しません。

円弧自体は自然な回転に任せ、
斜めの直線軌道で 下降過程にインパクトを持ってくる
最大のメリットは
 ヘッドの位置、特に高さにおいてとても寛容
になることです。



ボールの大きさは 約4.5センチです。
円弧でスイングすると
 👉ボールの横はらを打つイメージだと
 1センチ高くても、1センチ低くても
トップになったり ダフリになったりします。

ボールを上から打つ
👉フェースでマットに押さえ込むイメージ であれば
上下1センチのズレは球質には殆ど影響しません。

ある意味 フェースを大きく使えると言うコトです。

ダイレクトにハンドファーストではありませんが、
飛球線方向に対し シャフトが前に傾いている
というのが下降過程の一つの目安です。


ステップ2

 モーメントが大きなスイングを造る


これはクラブの使い方にも直結します。
👉スイングの弧を大きくするのとは異なります

正直、この10年でピタリと止まってしまった…
ルールのせいなどで 限界に到達してしまいましたが
クラブの進化はモーメントの増大とともにありました。

ヘッドで言えば モーメントの増大は
メタルヘッドの大型化
アイアンのキャビティ化
などが最たるモノなのですが、
慣性モーメントの数値の増大化 は
エネルギー伝達、ミスに対する耐性、を向上させます。

慣性モーメントのアップは
ヘッドの移動~運動を維持させ
ヘッド姿勢を保たせるチカラ と言えます。

ボールと言う重量物に当たっても
そのあたり方が色々であっても
ヘッドの減速を最小限に抑え、姿勢維持をさせる
というのがモーメントの役割ですが
スイングにとってもそれは同じです。



インパクト時に、インパクト前後で
クラブだけ、ヘッドだけを動かしてボールをとらえるか
体と言う スイングにとって最大の重量物を動かして
ボールをとらえるか とても大きな違いです。

ヘッドターンなどもそうですが、
ヘッドを動かすには
グリップを止める必要が生まれ、
それは無意識であっても体の運動も止めることになります。

体と言うスイング動作にとって最大の重量物を
止めてしまえば インパクトの衝撃や作用に弱くなり
体への負担も大きくなります。
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スイングの盲点『ヘッドを動かしたい呪縛』

2019年04月13日 18時07分12秒 | ゴルフ

練習場でショットの練習、
スイングの練習をするにしても
多くの人は
 ヘッドとボール に意識が行きます。

ミスが出ると余計です。

ショットはあらかじめ
飛球線に対するスタンスがあり
ミスであった(望まない結果)であったとしても
ヘッドとボールは接触しているのですから
「考えるべきは そのインパクトを作るグリップエンドの位置」
「インパクトを作るグリップエンドの向き」です。

インパクトを静止動作 として意識するのは
よくありませんから 正確には 「グリップエンドの通過点」 です。

自分が理想、望みとして
グリップエンドをどこに持って行くのか
グリップエンドがどこを通過するのか
この意識を持っているゴルファーは少ないのではないかと思います。

ヘッドとボールの接触
一番極端なモノでは ドライバーでは 1/3000秒0.0003秒です。
そこを肉眼で把握することは出来ませんし、
人間の目にとって 奥行きのセンチ単位のズレは把握が出来ません。
ヘッドの向きの 数度のずれをその刹那で挑戦するのは至難の業。
だって ヘッド自身を直に持っている訳ではないのですから。

しかし グリップエンドは ほぼ直に自分がもっています。
グリップエンドの位置や向きは、打ち手が直接操作、もしくは管理出来ます。



グリップエンドの位置
グリップエンドの向き によって
クラブの姿勢・ヘッドの姿勢は決まるのですから
意識していくべきは
 グリップエンドをどう通過させ
 その時、グリップエンドはどう向いているか でしょう。

車で言えば ヘッドはタイヤみたいなモノ
自分が操作しているのは ハンドル です。
なんとなくイメージはあっても 実際に動かしているのはハンドルなのです。
それと似た関係にあります。

多くの人が目指しているスイングはスナップショット 1 (2017-11-13 14-55)
必要以上に ヘッドに意識が行きすぎ です。
グリップを止めて ヘッドだけを動かすようなショットでは
ミスの修正やナイスショットの継続の目安があまりに少なく
継続性が大変乏しくなります。

シャフトの役割はグリップエンドを押す、動かすコトにあるので
グリップエンドがどこにあり、どこを向いているのか
が その場面場面ではとても重要になってきます。

次の動作で、グリップエンドをどこに送りたいのか
シャフトの押された時、どこに押されたいのか
折角、クラブの機能に助けて貰えるのですから
そこを考えておかないといけないでしょう?!


ヘッドは その長さ、その重さ、その移動速度が
必ず 掛け算で増えていきます。
ヘッドを動かすコトの意識は イコール 掛け算によって重さを増やすコト です。
動かそうとすればするほど 動きにくくなる のです。
クラブは ヘッドもグリップもつながっており
グリップを動かせば、どの道、ヘッドは動くのですから
(重さが増す分、グリップよりもヘッドは動きたがりませんが)
いい加減 ヘッド! ヘッド! ヘッド! と言う呪縛から
解放されないといけないんじゃないかな。

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ゴルフクラブとの付き合い方

2019年04月13日 12時26分12秒 | ゴルフ



それが例え 無理やり作らなければならないほど
一般的な市販のシャフト であったとしても、
ヘッドを振り回して 無理やり重さをつくりださなければ
感じられないほどの 軽いヘッドであったとしても、
それと仲良くして、利用した方がお得です。

シャフトにも、ヘッドの質量にも
打撃時の衝撃を緩和、吸収する能力もあります。

自分の好きなようにブン回したい と言うのもいいですけれど
ゴルフクラブを上手に利用すれば
動きとしてのゴルフスイングはずいぶん楽になります。



クラブの鍵はその作り出す『重さ』にあります。

良くも悪くも その重さによって
スイングと呼ばれる ボールを打つ動作は決まってしまう、
大部分、ほとんどと呼んでもいいほど
その重さによって 動かされてしまうのですから
それを逆手にとって 『良い動きをさせられてしまう重さ』
を作ってしまう方がよりベターな道でしょうね。

『悪い動きをさせられてしまう重さ』では
始終 ゴルフクラブと喧嘩してなくてはなりません。
クラブと自分はパートナー、恋人、夫婦みたいなモノですから
上手に付き合った方がより楽しめます。
  ( ;∀;) 年中 喧嘩ではもたないですよ~




次の動き には必ず方向、指向性が伴います。
ボールを飛ばすのも方向ですし、
トップからインパクトへも方向が決まっています。


クラブの性質は 非常に重さの指向性の強いモノ です。
ヘッドの形状、見てくれも指向性を強く持っています。

その動き、その動きによって移動するクラブの方向
 それがし易い重さ、重さの指向性
(視覚的にも上げやすい、動かし易いヘッドの形状なんかも有ったりします)

私たち オジサンおばさんゴルファーは
学生ゴルファーのように 合宿したり、毎日部活がある訳ではありません。
出来るだけ同じ動き をして 同じようなショットを打ちたい訳 ですし
出来るだけ少ない労力で 飛ばしたい訳 です。
それならば 少なくない そのクラブの重さの指向性 を利用した方が
より確率として高く 同じように打ち易く、飛ばし易く なります。

自分が動かす ゴルフクラブの重さの変わり方、その指向性の変わり方
それによって その次の動作が決まってくる、その次の移動方向が決まってくる
陰で、裏で社会を動かすフィクサーのようですが、
 そう考えて ゴルフクラブと付き合うとより深く、
 一歩踏み込んでゴルフクラブと付き合えるようになるんじゃないでしょうか

我慢して、筋力で クラブの作り出す重さをねじ伏せる
と言うのも ゴルフスイング なのかも知れませんが
それは 若者や職業としている人に任せて
脱力して、ラクチンにスイングした方が 大人の遊び な気がします。

まあ 弊社のクラブは 作り手に似て自己主張激しい ですが、
シャフトの硬さ も、 ヘッドの重さも、強調されているだけで
どの道存在するのです。それを利用して 楽ちんに打つ、
楽ちんに動く方法は はっきり言って『有ります』
反復練習や訓練によって それを身に着けることも可能ですが、
自己主張の激しい悶絶クラブの指示に従うのも一つの道 です。
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フェアウェイウッド雑感

2019年04月12日 21時17分34秒 | ゴルフ




アイアンでもフェアウェイウッドでも
ヘッドの重さを自由に設定できれば
いろいろと工夫することも出来ます。
そんなお話です。


フェアウェイウッドでの話ですが、
この10数年で 4番ウッド…バッフィーと言う名称の番手が
何故か消えてしまい
従来の #3.4.5. と言う並びが
    #3.5.7.  になってしまいました。

うん? 番手ロンダリング?

ですので 現在番号として
 9番ウッドと呼ばれているモノも
  かつての7番ウッドです。

アイアンでもそうですが、
特にフェアウェイウッドやユーティリティ などを見ていると
市販の番手構成
 各番手が3~4度のロフトの違い
 各番手が半インチ、1.2センチの長さの違い
では、距離差がはっきりしないと思うのです。

3番ウッドは ティーショットでドライバーの代わりに
使うのであれば兎も角、地面から打つクラブの中では
長さも一番長く、ロフトも厳しいですから
なかなか 3番ウッドらしい当たりになりません。


5番ウッド、7番ウッドとなると
余程の力持ちでなければ 5番ウッドの方が楽 ということは
多くなく、短めでロフトも多く、かつ気分的にも
楽に打てる7番ウッドが5番ウッドと距離が近くなるのは
やはり ロフト構成と長さ構成の絡み から
仕方がないと思うのです。
昔で考えれば 7番はクリークなのですから
そうなるのは当然と言えば当然…。

ある程度年齢がいってきたり
女性ゴルファーはフェアウェイウッドと仲良くしていないと
ゴルフが上手くいき難くなりますが、
そのロフトや長さの構成の問題もあり、
また、市販のフェアウェイウッドは
あくまでもドライバーの機種の
 「おまけ的」要素が高いですから
セッティングも粗雑。

#1.3.5.7. とセットで揃えた時、
見た目の長さやロフトが揃っていたとしても
ヘッドの重さやシャフトの硬さが
セットになっておらず、どれかが打ち辛かったり
と言うコトが殆どです。

ドライバーとフェアウェイウッドが
セッティングとして流れになっているのは当然…ですが、
特に 地面から打つ共通の用途のクラブの流れが
崩れているのは頂けません。

元々 番手間の距離差が はっきりし難い
ロフト・長さ構成なのですから
せめて シャフトの硬さ/柔らかさも
ちゃんとセッティングして貰いたいものです。
(無理ですけどね…)


3番ウッドから ロフトを例えば
 15度  18  21  24    とするならば
長さ構成を
 43  42.5  42  41.5
とするよりは
 43  42.25  41.5  40.75
とした方が
距離差も明確になりますから、
より使い勝手も良いのではないかと思うのです。



メーカーの場合、ユーティリティクラブも売りたいから
仕方ないのかも知れませんが…。
アイアンの番手やユーティリティクラブの有無などを
加味しながら 長さなどを配分していく・・・
オーダーメイドの醍醐味の一つ ですね。
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今回の大きなテーマだったのが「からだの回転」

2019年04月12日 21時15分11秒 | ゴルフ



第4回ゴルフセミナーにて



さてさて今月もお世話になりましたHBSゴルフセミナーです!(^^)!



結果は、、、

今回は参加者多数のため見学でした(笑)



しかしながらこれが私にとっては非常によい経験となりまして

これまで習った事を参加者の皆様を通して復習することができたのです



大なり小なり違いはあれど、犯しているミス、勘違いは似ているコトが多い

ですので、あれも言われたなぁ、、

コレも言われた!

という再確認ができ、時には気が付いたことを一緒になって考えることができたのが収穫です


今回の大きなテーマだったのが

「体の回転」



実際のスイングで自分の目には映らない軸となる背骨

これが軸となるときにはどのような状態になっているものなのか

それの説明を受け、頭の中では納得した状態でいざ体験してみると、、



こんなに動くの?!



というほど理解と体のギャップがあったようで

動く、離れるという言葉でもいいかと思いますが

視界の変化も含め、戸惑っていたように思います



もうひとつは

「トップ以降の動作の順番」

この手順を間違うと

その後の動きはほぼ無意味

になってしまいます



もし上手に当たったとしてもそれはたまたまマグレ当たりで

重要視する再現性とはほど遠いものになってしまいます



勿論のどから手が出るほど欲しい飛距離も

この手順を間違うと

ロフトが立つことが無いですので、得ることはできません



大きくはこの2点を取り組んでみた両者の結果が動画でアップされていると思います

映像トラブルでセミナー前のデータが無いのは残念ですが、それが見てとれます



いやほんと前の映像が無いのが残念

(なんども言うな、ですが)



不思議に思うかもしれませんが、

こうして映像で撮ってみるとです

意識していない部分(もちろん説明は受けてそのパーツも練習します)が


セットになってできてしまっている!!




というのがこのセミナーの怖いところですね(笑)



まだ受けていない

スイングを変えたい!方は早く来た方がいいです

また進化したヘッドやシャフトも体感できますので

次回開催を心待ちにしています♪♪



今日ご参加いただいた方々
どうもありがとうございました( ^^)
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アイアンのデザインのお話し

2019年04月12日 16時17分15秒 | ゴルフ




アイアンヘッドをデザインする際
『低重心化にする』ことは
アイアンヘッドをやさしいものにする の代表例です。

ボールの半径・地面からのボールのセンターは22ミリ位なので
これを基準に それ以下のモノを低重心
それ以上のモノを高重心と呼びます。


まあ 表立って低重心と呼べるのは
重心高さが20ミリ(以下)を切ったものでしょうね。

この10年でスイング論が異質な形に変わってきてしまっているので、
この低重心化というのがやさしいもの と言えるのかどうか
少々 ❓❓❓の時代になりました。
本来はゴルフクラブによって 簡単かそうでないかの目安の
代表例が「ボールを上げる能力」だったのですが
煽るスイングが主流の現在、低重心化はボールを上げることに寄与
しなくなっており、逆に失速を生み出す可能性が生まれてきています。
ユーティリティなどもそうですが、重心の高さが18ミリを下回り
それよりも低いものは 煽り打ちの人には危険です。


意外かと思いますが
ソールが厚かったり、大きくても
実は「低重心化」にはあまり関係ないのです。
ソールの奥行き(厚み)が 1mm増えても
重心は1ミリなんて全く下がりません。
機種や形状によりますが 製品誤差程度
0.5ミリ以下程度の変化しか起こりません。


特別な異形としない限り
アイアンを低重心にするのは 二つの方法 です。



①アイアンの高さ(上下方向)を薄く(低く)する

死語になってしまいましたが、
上下に小さい(薄い?低い?)アイアンのことを
ロープロファイルのアイアンと言いますが
この形状は典型的に低重心を優先した形状です。
ロープロファイルの形状のアイアンは
総じて トゥ側も低めに取り
ヒール~トゥ方向への末広がりが少ないアイアンになります。

一般的なアイアンの形状で
ロープロファイルの 特にトゥ側の低いアイアンヘッドは
重心距離の短い、小振りな形状になりがちで
低重心であっても 慣性モーメントの低い
ミスにシビアなアイアンになりがちです。



ふるーいアイアンですが、代表的なものは
ブローニング というのがありますね。
(知ってる人いないでしょうね)
この形状は ロープロの代表でもあり
重心距離の長さもあってとても特徴的ですね

まあ アイアンと言うよりも
L型パターに近い形状です。

通常のアイアン という形では
この手の ロープロファイルのモノは殆ど姿を消しましたが
たらこ型のユーティリティにその流れが残ってますね。




②ネックを短くする

ソールを厚くするよりも はるか効率的に低重心になります。


特に近年、接着剤の性能があがり
接着面積を少なくしても安全になったのに伴い
この20年でかなり短いネックが主流です。
機種によっていろいろではありますが
古いタイプのものに比べると 30mm近く短く
30mm近い鉄の筒がなくなったのですから
低重心化するのは確かです。

一方、そのネックについて 気になるのは
最近のパターです。
パターは転がすこと、ボールを上げないで転がすことを
主目的にしていますから
低重心である理由も、深重心である理由もありません。
低重心・深重心ともにパターにとって
良い面は少なく、よりよいボールの転がりを作り辛くなります。
マレットや私の目からは異形なパターは
慣性モーメント →ミスへの寛容性 を上げる
という名目で大きくなっているものが多いですが、
ボールの良い転がりを犠牲にしている面が少なくないと思います。
ならば 高重心・浅重心で
ヘッド重量を重くすればいいのですが…
おそらく 科学的、ロボット的なデザインの方が
進化したもの、進んだものと
ユーザーは感じてしまうのでしょうね



大型キャビティがミスに寛容とは限りません

そう 低重心とは別な話題ですが
ミスへの寛容性 慣性モーメントの話をしましょう。

多くのゴルファーは
大きなヘッド=ミスヒットに強い
大型ヘッド→慣性モーメントが多い
という風に考えていますが、
実は真実ではありません。

ボールの打撃 真っ直ぐ飛ぶとか高く上がるは
物理現象であり、視覚現象からは生まれません。


ミスへの寛容性が高い というのは
アイアンに限らず、 パターやドライバーもそうですが
ヘッドの運動「持続」能力が高く
ボールに接触しても そのサマによって
運動が阻害されにくく、影響を受けにくいことを言います。
それを用語として「慣性モーメント」と言います。

つまり ゴルフクラブのフェースにどこかの芯があり
その芯にあてるとか、その芯の広さとか
フェース面上のボールの当たり所 ではないのです。

慣性モーメントは当然ヘッドの創り と ヘッド重量
そしてヘッドの移動速度の掛け合わさった総体 です。

大型のキャビティヘッドが慣性モーメントが高いのは
重量が周辺に配分されており その分
おおよそのボールの当たりどころに対し
重さ×距離分 重さが多くなる効果 という意味です。

ですので 機種など造りによって多少差はありますが
キャビティヘッドだから コンベンショナル(ブレード)
マッスルバックのアイアンヘッド
よりも ミスに寛容 というのは正直、真っ赤な嘘で

✖230gのヘッド重量の大型キャビティアイアン よりも
◎270gのヘッド重量の小型マッスルバックのアイアン

の方が慣性モーメントは大きく、ミスに寛容 というのは
普通にあり得ます。

ただし コンベンショナルなアイアンは
買うユーザーの嗜好上、重心距離も短く
ヘッドを回転させることを念頭に使われるので
そういう使い方も含め ミスに寛容かどうかは
微妙ではあります。
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パッティング・ストローク サンプル

2019年04月12日 15時50分05秒 | ゴルフ
パッティング・ストローク サンプル






1.硬さを決める

 一般的な34インチのパターですと
 ヘッド重量   320g (ブリストル 480g)
 硬さ(振動数)  350cpm です


 シャフトの硬さは『好み』の場合もありますが
 慣れてくると 柔らかいモノの方が
 ボールの伸び、ゆっくり転がるのに遠くまで転がる、
 ボールが直進性(ボールが曲がらない)が強いです。


 大きな違いは『慣れ』に要する時間だと思います
想像が難しいかも知れませんが、
 硬さ③④になってくると かなりふにゃふにゃで
 始めの頃は不安に感じるかもしれません。


 長さに応じて 同じヘッド重量を使いますが、
 総重量と異なり、柔らかいものほどヘッドは重く感じられます。

 ①280cpm

 弊社オリジナルのアルミ製 140gのスチールシャフト
 全体の重量感が非常に重め 総重量は700g近くになります。

 ②220cpm

 弊社オリジナルの95g グラファイトシャフト
 色はガンメタリック 濃い銀と黒の間の色です。
 

 ③170cpm

 弊社オリジナルの95g グラファイトシャフト
 色はガンメタリック



 ④140cpm

 弊社オリジナルの70g グラファイトシャフト
 色はガンメタリック



2.長さを決める

 32インチから36インチまで 1/4インチ毎に製作可能です。


3.ライ角度・ロフト角度を決める

 標準的な ロフト角度4度 ライ角度71度で造られていますが、
 素材が 軟鉄S15Cのため変更可能です。
 短めにする場合、長めにする場合などご検討下さい。


4.ヘッドの仕上げを決める

 :シャンパンゴールド/金色(Wニッケル) 艶消し
 :シルバー(クロムメッキ) 艶消し
 :ブラック(テフロン) 艶消し   です。

 打感等には一切影響がありません。
 順をおって メッキ及び加工が厚くなりますので
 防錆には強くなります。


5.グリップを決める

 お好みのモノで構いませんが、形状がオーソドックスですので
 あまり変形なグリップや派手な色柄のモノは似合わないかと思います。

 お薦めは ロイヤルグリップのパフォーラップ太目(80g弱) です。




手前味噌ではありますが、弊社のL型ブリストルパターは

多くの方に長く愛されているパターで

 一生お使いになることの出来るモノです。

始めのうちは慣れないかも知れませんが、

パター単品で! と言う観点でお選びになられるのであれば

 許せる限り「柔らかい」モノをお使いになられた方が

楽しいかと思います。



ただし パター以外のクラブに影響を及ぼすこともご考慮下さいませ。




 〒238-0024 神奈川県横須賀市大矢部3-14-10
 046-804-1480  ハミングバードスポルテ
 hummingbirdsports@jcom.home.ne.jp




👉地図

https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1HnttYk5C88Z69NJ3GTrwhnuLhUw&msa=0&hl=ja&ie=UTF8&t=m&ll=35.237147030220356%2C139.675211&spn=0%2C0&source=embed&z=9
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パッティング・ストローク サンプル

2019年04月12日 02時36分53秒 | ゴルフ
パッティング・ストローク サンプル



Q:いろいろ選びようがあると思うのですが、どのようにしたら良いでしょうか?

A:まずはヘッドのメッキ仕上げを選んでください。
黒いタイプのものはやや加工料分高めです。


どの仕様であっても、
市販パターのインチキフェースインサートのような
打感の差なんてものは一切存在しません。
慣れて頂ければ、このパターでなければ味わえない打感と音を
楽しんで頂けます。 
嫌味ですが、市販のパターのフェースインサートを
例えゴムに替えても、この打感は生み出せないでしょう。
長さは32.5~35インチの間、
ただ 32.5インチではややヘッド重量は軽めな感じ
となるので、シャフトの柔らかさを優先したい場合は
33.5インチ以上が良いかと思います。


一番問題なのは『シャフトの硬さ』です。
細かく分けることも出来ますが
大まかに考えて 4種類の硬さの違いです。

市販のヘッド重量ですが 市販のパターの硬さは
 振動数で言うと 320cpm以上

①オリジナルのアルミシャフト   270cpm位
 市販の軽量スチールシャフト…よりは柔らかい感じ
②オリジナルグラファイト95g  200cpm位
 弊社のシャフトではブラックスピーダー、MD-7.8.あたりが相当
③オリジナルグラファイト90g  170cpm位
 弊社のシャフトではMD-9.10.11.12.あたりが相当
④オリジナルグラファイト75g  140cpm位
 弊社のシャフトではMD-14.15.16.あたりが相当


これをどう選ぶか というと
まず基本的に考えなくてはいけないのは
自分の他のクラブたちとの相性です。
自分の他のクラブたちとは出来るだけ近いものに…
ということですが、①の硬さだとこのパターの良さの
半分も発揮できない、ただ単に重いパターです。
②以降の硬さになるとやはり自分のクラブとの相性、
そして パッティングストロークをどうするか
という事になると思います。
ちゃんと押してあげる、弾かない打ち方をしたい
となると ③→④となって行きます。
一般的な振り子、ショルダーストロークをしていると
④のパターは打ってみないとどうなるか
わからない代物になる可能性は否めません。

初物にトライされるのであれば
②もしくは③位が無難と言えるかも知れません。

ただ 迷わせることを言いますが
作った自分が言うのもなんですけれど
④のパターは腰が抜けて、ひっくり返る位のパターで
ゴルフを始めた時からこのパターを使っていれば
世界中のゴルファーからパターの悩みを取り去れるほどの
素晴らしい逸品であるのも確かです。

グリップはパター全体がレトロなオーソドックスな
仕上がりですので、今よく見かける派手なもの、
変な形もモノは似合わないと思います。
と、同時に変な形のものは
パッティングに苦労している証でもあるので
その手のモノはこのパターには要りません‼
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