アイアンでもフェアウェイウッドでも
ヘッドの重さを自由に設定できれば
いろいろと工夫することも出来ます。
そんなお話です。
フェアウェイウッドでの話ですが、
この10数年で 4番ウッド…バッフィーと言う名称の番手が
何故か消えてしまい
従来の #3.4.5. と言う並びが
#3.5.7. になってしまいました。
うん? 番手ロンダリング?
ですので 現在番号として
9番ウッドと呼ばれているモノも
かつての7番ウッドです。
アイアンでもそうですが、
特にフェアウェイウッドやユーティリティ などを見ていると
市販の番手構成
各番手が3~4度のロフトの違い
各番手が半インチ、1.2センチの長さの違い
では、距離差がはっきりしないと思うのです。
3番ウッドは ティーショットでドライバーの代わりに
使うのであれば兎も角、地面から打つクラブの中では
長さも一番長く、ロフトも厳しいですから
なかなか 3番ウッドらしい当たりになりません。
5番ウッド、7番ウッドとなると
余程の力持ちでなければ 5番ウッドの方が楽 ということは
多くなく、短めでロフトも多く、かつ気分的にも
楽に打てる7番ウッドが5番ウッドと距離が近くなるのは
やはり ロフト構成と長さ構成の絡み から
仕方がないと思うのです。
昔で考えれば 7番はクリークなのですから
そうなるのは当然と言えば当然…。
ある程度年齢がいってきたり
女性ゴルファーはフェアウェイウッドと仲良くしていないと
ゴルフが上手くいき難くなりますが、
そのロフトや長さの構成の問題もあり、
また、市販のフェアウェイウッドは
あくまでもドライバーの機種の
「おまけ的」要素が高いですから
セッティングも粗雑。
#1.3.5.7. とセットで揃えた時、
見た目の長さやロフトが揃っていたとしても
ヘッドの重さやシャフトの硬さが
セットになっておらず、どれかが打ち辛かったり
と言うコトが殆どです。
ドライバーとフェアウェイウッドが
セッティングとして流れになっているのは当然…ですが、
特に 地面から打つ共通の用途のクラブの流れが
崩れているのは頂けません。
元々 番手間の距離差が はっきりし難い
ロフト・長さ構成なのですから
せめて シャフトの硬さ/柔らかさも
ちゃんとセッティングして貰いたいものです。
(無理ですけどね…)
3番ウッドから ロフトを例えば
15度 18 21 24 とするならば
長さ構成を
43 42.5 42 41.5
とするよりは
43 42.25 41.5 40.75
とした方が
距離差も明確になりますから、
より使い勝手も良いのではないかと思うのです。
メーカーの場合、ユーティリティクラブも売りたいから
仕方ないのかも知れませんが…。
アイアンの番手やユーティリティクラブの有無などを
加味しながら 長さなどを配分していく・・・
オーダーメイドの醍醐味の一つ ですね。