【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

そのパッティング、そのパターでは入りません

2019年04月06日 16時31分55秒 | ゴルフ



パッティングが上手くいかない……


そりゃ そうでしょう。
ゴルフでのパターで 打つのは確かに球体のボールです。

球体ですから移動には「転がり」が伴います。

しかし 転がすことが主 ではありません。

球体ではあっても、
約45gの物体を横(水平)移動させること が
パッティングストローク、ショットの基本概念です。


プロのように 毎日数時間練習するならいいですが、
吾々オジサンゴルファーはそんな腰痛誘発行為なんて
真っ平ゴメンです。

では どうすればいいか?

ます 『打つ距離』があります。


これはゴルフに限りませんが、
ボールを使うスポーツをする場合


距離感と言うのは 
ボールスピードで掴んでいくものです。

ですので、全容は見ていなくとも、
同伴プレイヤーが打った球の初期スピードを見れば大きいのか、
届くのかはおおよそ見当がつきますよね。


その距離=ボールスピード を管理するのには


パターヘッドの移動スピードとボールの移動スピードに
『シンプルな関係性・関連』を持たせることが大切です。

そして オジサンゴルファーが練習をしなくとも
数か月ぶりにパッティングをしても
いつも通りに出来るように簡単にしていくのには
そこに難しい関係を作らないことです。

一般的に言われているパターストローク
「振り子」のストロークは
両腕で作る三角形を固定して
何処とは言えない 背中の上の方の筋肉を使って
肩甲骨を揺さぶるストロークです。




これには致命的な欠陥が幾つかあります。


①距離を司る運動のスピード
 これを管理する筋肉なり、部位が特定できないこと
 おそらく 僧帽筋や広背筋だと思うのですが、
 そこら辺の筋肉はダイナミックな動きをするのには有効ですが
 繊細な 1m50 と 1m70 を
 打ち分けるのにはあまり適切な部位とは思えません。
 動かすパターヘッドとの距離が遠いことは問題ではないと
 思いますが、幾らなんでも適した部位とは思えません。

②ボールのスピードは水平~横の直線移動速度です。
 振り子のストロークは シャフト(ゴルフクラブ)の
 角度変化(円)運動です。
 ボールの直線移動速度に対し 非常に複雑な関係にある
 円運動を管理するのは簡単ではありません。
 しかも このストロークはボールの推進力を生み出すのではなく
 ボールに回転を与えることを主にしているような
 ボールの移動速度に対しては大変ロスの多い方法ですから
 腰痛になるほどの練習量は必須条件ということでしょう。

 ①と絡みますが その複雑な調整を肩甲骨周りでやっている…
 上手くいきそうにないですよね…。


③振り子の運動は円運動です。
 シャフトの角-角度分、常時ロフトは変化します。
 ボールを基点に テークバック50㌢ フォロー50㌢
 のストロークをすると
 トップの位置で ヘッドの高さは地上20㌢位
 フォロー(フィニッシュ)でやはり地上20㌢位
 横から見た状態では シャフトの角度は40~50度
 近く動くわけで、シャフトが数度動いただけで
 ヘッドの高さは大きく変わります。
 ボールの直径は4㌢強
 ボールのセンター(芯)はボールが沈んでいないと仮定し
 地上2センチのところにあるのですが
 そこまでパターヘッドの上下移動が激しいと
 ボールの芯を喰うのはかなり難しいでしょう。

 打ちたいロフト で打てるのと
 ボールの芯を喰うの と同時に実行するのは
 ほぼ不可能な確率です。



 余談ですが 先ごろ 面白いパターを見ました。
 確かに このストローク方法だと
 かなりの頻度で 歯がボールに当たります。
 硬質で濁音系のようなインパクト音なのはそのせいです。
 ですので このストロークを採用しているゴルファーは
 ソフトな打感(→打音)を求めて
 フェースに異素材がインサートされたものを好んで
 使いますが、結局 トップしてしまうので
 ただの飾りに過ぎません。
 そこで画期的なインサートがありました。
 フェース面にインサートが浮島のようにあるのではなく
 そのインサートがソール面にまで回り込んでいるのです。
 適切な処置だとは思いますが、反面 笑ってしまうというか
 ブラックジョークなのかも知れません…。

 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 ✋安定(一定)した距離感
 ✋ボールの速度とパターヘッドの速度の関係
 ✋インパクト時のロフトの均一性
 ✋インパクト時のパターヘッドの上下位置


これらをすべて犠牲にして
ただ単に打つ人から 真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出して見える
ことがパッティングだと信じているのは
あまりに滑稽です。


これに見た目は大きいが異様に軽い市販のパターヘッド
なんの反応もない ただ棒としてのシャフト
しかも ミスに寛容?!と言う意味不明な謳い文句の
 重心の深いマレットパター が加わったら
パッティングが上手くいかないのは 必然 というか
ここまでを揃えておいてよく『イップスにならないな』
と感心するばかりです。

コメント
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