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「中小企業が滅びれば日本経済も滅びる」 橋本久義 / 経営の本棚

2017年04月16日 | 経営の本棚

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第256回記事(2015年9月7日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定

 経営の本棚⑱ 「中小企業が滅びれば日本経済も滅びる」 橋本久義
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◆ここ2週間ほど、株式市場等ではチャイナショックで大荒れの状態です。
そこで思い出すのが、7年前のリーマンショックでの出来事と、今回ご紹介する本です。

◆10月に発生したリーマンショックで株価が大暴落し、企業の売り上げも急低下しました。
しかし、私の勤める会社では、この厳しい経済状況を余り認識出来ていないのか、なぜかのほほんとした雰囲気でした。
一方、中小企業診断士という資格をとっている関係で、会社外からは状況はたいへん厳しいという情報が入ってきます。
特に、11月エンドから12月ファーストは、このままでは中小企業が年越しが出来ないので、どんどん潰れてしまう可能性があるということで、中小企業が年越し出来るように国が色々な対策(延命策)を打ち出しました。中小企業診断士の協会にこの対策の宣伝・実行関係でについて色々なお手伝いをしてくださいとの依頼があり、協会からは「少しでも時間のある中小企業診断士は協力を!」との、切羽詰まった感じのメールが毎日入っていたように記憶しています。それだけ厳しい状況でした。

◆この時にあらためて認識したのは、
 
 日本経済にとって中小企業はたいへん重要な存在であり、
 中小企業が滅びれば日本経済も滅びる

ということです。

◆前置きが大変長くなりました。この本「中小企業が滅びれば日本経済も滅びる」の著者と内容について簡単にご紹介します。
著者の橋本久義さんは、通産省で中小企業技術課長等をされ、現在は政策研究大学院大学の教授をされています。
内容は、通産省時代などに多数訪問された中小企業の中から日本を支える底力のなる中小企業17社を第5章で紹介されています。また、技術開発が日本に適する理由(第2章)や、お金だけでは満足できない日本人(第3章)についても書かれており、このことからタイトルの「中小企業が滅びれば日本経済も滅びる」に繋げられています。

◆今回は、本の内容よりもタイトルで選んだ雰囲気が強いのですが、私も中小企業(町工場)の応援団との思いを新たにしました。

                                                    三郎右衛門

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