今日18日は神鍋高原マラソンの日で、神鍋高原は、
全国から集まったマラソンランナー一色に染まっているのではないでしょうか。
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ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
第342回記事(2017年6月19日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
「食品工場改善入門」 小杉直輝 / ものづくり・工場改善 食品工場
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はじめに
前回ご紹介した、弘中泰雅先生の本が、食品工場の生産性改善への熱き思いが前面に押し出された本ならば、
今回ご紹介する小杉直輝先生の本は、食品工場の生産性改善への強い強い思いは内に秘めて、
論理的かつ具体的に食品工場の改善について書かれた本と思います。
それだけに、内容を具体的に把握しすれば、食品工場の改善に対する実力が格段にアップするのでは。
私のおすすめどころ
本のサブタイトルが、「金をかけずにすぐできる!」となっているように、
金をかけないで改善する方法が多数記載されています。
その中で、この本の私のおすすめポイントとして2点挙げたいと思います。
①作業の改善の着眼点
著書の小杉先生は、食品工場の作業の改善の切り口を、
トヨタ生産方式における7つのムダ
小杉先生独自の改善の着眼点
動作経済の原則
の3つから記載されている。7つのムダと動作経済の原則は良く知られているので、小杉先生独自の改善の着眼点が記載されている
22p~28pや
図2-2 作業の構成と作業改善着眼点図
が大変参考になると思います。
②洗浄を含む切り替え作業の改善(155p~)
食品工場に固有の課題が、切り替え(段取り替え)作業の場合に、前の製品の残渣をきれいに洗浄することです。
その切り替え作業の改善のポイントである、
・ながら洗浄の利用
・難洗浄作業を無くす
・洗浄面積を広げない
などが、改善着眼点図として図9-13に示されています。
井上 直久
以下、目次とデータです
目次
第1章 改善の進め方
第2章 ムダの見つけ方
第3章 具体的改善事例
第4章 人偏のついた自動化
第5章 倉庫は諸悪を隠すムダの根源
第6章 不要作業の見つけ方と改善事例
第7章 改善事例その2
第8章 食品の製造と標準作業
第9章 多品種少量を成功させる
データ
タイトル:食品工場改善入門
著 者 :小杉直輝
出版社 :水産タイムズ社
出版年 :平成11年(ということは18年前ですが、古さは全く感じませんでした)
ページ数:211p
外 観 :
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