可笑しいやら

　私が用事をしているのにそれが待てず夫は橋の所まで先に出た。
　デェの送迎車が来るまでに時間は十分あるのにせっかちなのだ。

　先に着いて川を眺めたりしながら後から来る私を待っていた。
　「こけたら危ないから先に行かないで」と着くなり私は小言。

　「若いねぇ」いきなり言うので「誰が？」と聞くと「お前さん」
　「遠目で見ると私若いかも？近くで見ると幻滅、分かってるわ」

　たまたま若作りの恰好だったし小走りしてたから元気良く見えた？
　「まあお世辞でも嬉しいわ、顔見せないように後ろ向いているわ」

　「俺も前は駄目と言われるんだ」そう言ってデボ腹をなでていた。