念願の総合優勝を手にすることが出来ました。
今まで一度も関東を出たことのない「天皇杯」が初めて関東を出て中部にやってきました。
2日目は特に愛知県からも激アツの励ましの電話やメールをたくさん頂きました。
深田先生、斎藤コーチからの電話はとても励みになりました。
私が中京大学で選手だった頃、当時はシードを狙うチームでした。
シードが取れないチームだったのです。
4年生の時に「名古屋インカレ(地元)」で、2日目いよいよシードになれる、という時でした。私は鶴峯先生に「いよいよシードが手に届きそうですね。」とお話しに行ったところ、先生は「最後に何が起こるか分かりません!!」と私を叱りつけました。
最終日、同志社大学と同点6位(当時はシードは6位、B決勝は点数はありません)となりましたが、リレーでの得点が負けていたので「7位」という結果になりました。
私自身も「あと0.1秒記録を上げていれば」と思いましたし、仲間も「リレーで負けなければ」と強く後悔したのを覚えています。
16年の時を経て恩師の言葉がこの3日間鮮明に蘇っていました。
「最後まで油断してはならない」
リレーメンバーには耳にたこができるくらい、念仏を唱えるかのごとく、「引き継ぎに気をつけろ!」と言い続けていました。
スタッフ全員が最後の最後まで一丸となって気を引き締めて勝負していました。
恩師の言葉や叱咤は脈々と受け継がれていくのです。
16年目にその言葉に助けられるのです。
総合優勝の為にその言葉が活きていたのです。
OB・OGの方々の熱い想いを必ず実現させるという者が現れるのです。
だからこの総合優勝は本当に脈々と受け継がれた「熱い想いの先輩方との総合優勝」です。
前回主将の箕成君が2日目に思いの丈を光順にぶつけたそうです。たしかに箕成君の目はパンパンに腫れていました。笑
こういう「心のリレー」は目に見えない形で繋がっているのです。
先輩達が本気で総合優勝を狙ってくれたからこその「今回の総合優勝」です。
白井兄が応援席で「原型」をやってくれていました。
もちろんそれに呼応して声を枯らして応援してくれたOBのみんな。最高でした。
反対側から目に焼き付けていましたよ。
私には絶対に忘れられない光景があるのです。
去年のインカレ終了後、プールに一礼する箕成。
いろんな想いが交錯したと思います。
「本気の想い」を受け継いだ後輩達がちゃんといましたよ、箕成。
しかし、高橋雄介先生率いる「中央大学」さすがに強い!脱帽です。
森谷先生、メールありがとうございました。大学水泳のために、日本水泳のために頑張ります!
法政大学も怒濤の追い上げ。八塚先生、今後もご指導お願いいたします。
中京大学、中央大学、法政大学の監督を務めている先生方は全て鶴峯先生の教え子です。
この先も良いライバル関係でいられるように精進していきます。
今日は鶴峯先生の実家に天皇杯を持ってスタッフで報告に行きます。
これが一番の楽しみです。
喜んで頂けたら最高です。
でも鶴峯先生はこう言うでしょうね。
「勝って兜の緒を締めよ」と。