海外のレースを目の当たりにする機会を多く与えて貰っている。
平井ヘッドコーチは、自由形を強くするために必要だと感じる事を次々と形にするのである。
従ってある意味、言い訳は出来ない状況でもあるわけだ。
先日、練習の時に感じた事がある。
ある選手が練習についてこれないから、練習レベルを下げて行ったのだが、よくよく考えてみると昨年からあまり力が付いていないのである。
これが正に自由形(非)強化と同じ現象が起きたと感じた。
その選手にとって大切なのは「そこのレベルに自分自身が上がってこなければならなかった。」のだ。
もしかすると「出来ないのが当たり前」と思っているかもしれない。
「出来ないのは私のせいではなく、目標が高過ぎるからだ。」とさえ。
自由形はインターナショナルDという特例を作って貰った経緯がある。
しかしそれで満足していると、先ほどのような現象が起きてしまう。
やはり狙うはインターナショナルSである。
2000年以前に北島選手のようにWW(2種目制覇、2大会連続金メダル)をする選手が出るとは考えていなかったと思う。
しかし実際にやり遂げる選手が現れ、当たり前のレベルが上がった日本の平泳ぎのレベル は世界でも有数の強豪チームとなった。
自由形を練習したら強くなるのではなく、意識をどこに置いてトレーニングを長く続けるかで、日本の自由形がインターナショナルSの選手が現れると思う。
鹿屋の荻田先生から「そうですよ。距離だけでなく、いかにレースの強度でトレーニングを数多くこなしたかですよ。」と言って頂いた。
まだ夢の途中だが、その先を信じて頑張ろう。