まずもって「正しい振り返り」をする事から次の勝負が始まると思う。
なぜ良い結果で泳げたのか?
なぜ予選で結果を残せないのか?
水泳をはじめ、スポーツはそこに至るまでのトレーニングが競技成績に色濃く影響を与えるので、そのほとんどがトレーニングの反省に終始してしまうのが現状。
大きな大会で競技成績をあげる為にテクニック、体力レベルだけでなく、人間性を高める事が改めて必要とされるのは何故か?
そこに沢山の答えが詰まっていると思う。
実際、自分の今ある能力だけで戦える世界はある。
その世界では自分のキャパシティ(能力の枠)を超えなくても戦える。
しかし、いざ経験した事もない世界に足を踏み入れた時に、どのような対応が出来るかは「キャパシティ」の問題である。
言い換えれば「自分の好きにやれる世界では力を発揮でき、好きにさせてもらえないと力を発揮できない」
という事。
だからこそ、小さなことに振り回されない器(キャパシティ)を広げる事を日々トレーニングしていくべきであると思う。
毎年毎年同じような出来事で不満を言い、結局はそれは解決できないまま、また来年も同じ事で不満を言って終わってしまう。
大切なのはそれを「どう対処したか?解決したか?」であって不満を言ったところで何も変化は起きない。
今年はたくさんの失敗をした。
おかげで来年からは同じ失敗をしなくて済む。
11年前にこの場所で竹内先生に伊藤健太の指導の引き継ぎをお願いした事を思い出した。
色んな事を思い出させてくれたラクタブドーム。