「もう寝られへん!むちゃくちゃテンション上がってきた!」
運動強度によって「糖」と「脂肪」の使われ方が変わります。
あるポイントから「糖」の使われ方が多くなると、乳酸が多く出るようになります。
それは言い換えると、血中乳酸濃度が急激に上がり始める運動強度「Lactate Threshold(LT)」であるわけです。
thresholdは「閾値(いきち/しきいち)」です。
それは「変化するポイント」と言って良いでしょう。
トレーニングをやっていて常々思うのは、もちろん生理的な変化向上も大切ですが、同じトレーニングでもthresholdが低い者もいる訳です。
LTだとかAT(anearobic threshold)だとか、OBLA、様々な生理的な閾値があり、それを向上、変化させようと日々トレーニングするのです。
ところが全てに共通するのは、閾値を超えた時にどういう取り組み方をしたか?ということです。
何を言いたいかと言えば「苦しみを乗り越える閾値」がそれぞれあるという事です。
LTを少し超えたところで「キツさを感じる選手」もいれば、「全然感じない選手」もいるということです。
LTを超えたら「フォームを崩す」者もいれば「維持する」者もおり、
OBLAを超えたら「種目を変える」者もいれば「その種目で追い込む」者もいる。
これはある意味、条件反射(学習とは異なる)が成立しているところもあります。
「条件反射」は後天的に獲得された行動であるから、繰り返し繰り返し「苦しくなったら→フォームを崩す」をやってきた反応です。
ならば逆手に取って「乳酸が溜まってきたら→フォームを意識する」ということに徹底して時間を費やすことで「良い条件反射」を獲得する事が出来ます。
アスリートにとって必要な「threshold」は結局のところ「Pain Threshold(PT)」です。
「苦痛に耐えうる閾値」が高くならなければ新しい自分に出会えない。
頭の中の「閾値」をあげろ!
のんびりムードは土曜日まで。
ここからは一気にエンジン全開です。
高校生の快進撃が続いています。
もう学年別のカテゴリーなんて考える時代じゃないのかも知れません。
いつでもどこでも勉強ができる時代です。
以前は一部の者にしか知り得なかった情報が一般的にも入るようになっているのです。
しかも好奇心が高い者は勉強だなんて思っていませんから、吸収力の高い高校生はもしかすると我々よりも非常に多くの情報量があるのでしょう。
良く耳にする「これを現役時代に知っていたら、強くなれていたのに。」を今の高校生達はテクニック局面で見る事が出来るのです。
トレーニングを「泳ぐ事」+「座学」とするならば、大学で一番トレーニングしているのは「彼」です。
ただし、この足し算の答えは世界に目を向けると今のままでは逆転劇が起こります。。
今まで以上に難しく、深く、長く時間をかけて行う事が必要です。
トレーニングの原理原則の一つ「可逆性」
元に戻るのは簡単です。。