かんぽの「疾病入院保険金」の支払請求に必要な入院時の診断書を頂きに病院に行ってきた。今回の入院は8月5日~17日で病名は左慢性硬膜下血腫で手術は【穿頭ドレナージ術】で8月9日午後執刀された。麻酔は今回も局所麻酔で行われたので、手術中の痛みは全く感じなかったが、神経ははっきりしていて医者の指示や説明は的確に返答できたばかりではなく、目隠しされて居ながら無言で処置されている事まで、手に取るように判っているのには驚いた。
50年近く前に盲腸炎の手術を受けたのだが、この時は全身麻酔で意識は朦朧とした中で行われたが、生身を引き裂かれるような苦しみを味わった。酒呑みは麻酔が良く効かないという話を聞いて居たので、自分は罰が当たったんだと自戒した。69歳の時、胃癌の手術を受けたが、この時は手術が何時始まって何時終わったかさえ判らぬまま、気のついた時は集中治療室に隔離されていた。
手術の痛みは知らぬ間に通過したが、独り隔離されている寂しさ・苦しさは耐えきれなかった。眠れぬまま看護婦さんを手古摺らした覚えがある。集中治療室が独房のように感じて辛かった。
一年置いて、胆のう炎の手術を受けた。手術は何事もなく、気付いた時はやはり集中治療室に居た。一人でいて、水虫が無性に痒く、看護婦さんを寝せずに看護させたように思う。一人寝の侘しさを紛らしたかったのかもしれない。
今回の両側慢性硬膜下血腫の手術に当たっては、7月に右側、8月に左側の頭に穴を開け、チューブを挿入して血液を抽出したのだが、両回とも局所麻酔で行われた。肉体的にも精神的にも全くダメージを受けることなく、第一回目は30分、第2回目は60分で済んだ。時間の差は電動ドリルと手回しの差だという。道理で2回目の方は頭蓋骨を小刀で削っているように感じた。
50年間の手術を通じて、私は医術の変化、進歩には驚いて居るし、感謝している。特に麻酔の進歩には驚いて居る。医者の指示や手術が手に取るように判るのに、全く痛みが感じないという事はどういう事だろう。痛みを感じる神経だけを麻痺させて、判断する脳には関係が無いというのはホントに有り難い話だ。
医学の進歩には頭が下がる。『IPS細胞』の研究が進んで、すべての臓器が再生されるようになったらこの世はどうなるんだろう?年金を貰う人ばかり増えて年金制度は崩壊してしまうかも・・・
歩 い て 世 界 一 周 9月5日(木) 雨のち晴れ
日 数「日」 |
総歩数(歩) |
総距離(m) |
平均歩数(歩) |
|
今 日 |
1 |
14,943 |
10,460 |
|
今 月 |
5 |
74,111 |
51,878 |
14,822 |
今 年 |
209 |
3,444,153 |
2,410,907 |
16,479 |
2005年から |
3,140 |
44,762,877 |
31,334,014 |
14,256 |
70歳の誕生日から |
6,672 |
126,713,008
|
88,699,106 |
18,992 |
アイスランドを経てグリーンランドのアンダマダシャリクからコィアネホープに向かう、後106,881m