百歳に向ってもう一度 歩いて世界一周 3月18日晴のち曇り
M上等兵に弱兵解除が認められて8月1日の除隊を知らせると、顔をクシャクシャにして喜んで呉れた。近い裡に日本は負けて、金玉を取られて一生奴隷生活をしなければならないと考えていたのに、家に帰って一家団欒の暮らしが出来ることになったのだからその喜びようはない。
私の手をギュッと握って感謝の気持ちを表してくれた。翌朝、「何もお礼することはできないが、俺の腕時計を受け取って呉れ」と言って差し出した。遠慮したがどうしてもと言うので、頂いた。そして、兵隊だった記念に編上靴を貰って行きたい、というので私は承知した。
8月1日の朝、除隊の挨拶を済まして営門を出たのを確認して、私は弾薬庫の脇で待った。待ち草臥れたころ、やっとMさんの声を聞いた。私は編上靴を力いっぱい投げた。《ありがとう!》の声を聞いて中隊に戻った。
これで、《弱兵解除》の件は幕引きだが、15日後には終戦となり、Mさんの予想は外れ、時間差はあったが、全員帰郷した。これで一件落着だが意外な展開が待っていた。後日談で・・・
百歳に向ってもう一度 歩いて世界一周 3月18日
日数「日」 |
総歩数(歩) |
総距離(m) |
平均歩数(歩 |
|
今 日 |
1 |
25,578 |
17,905 |
|
今 月 |
18 |
450、769 |
315,538 |
25,043 |
今 年 |
77 |
1,815,108 |
1,270.576 |
23,573 |
2005年から |
3,691 |
56,286,353 |
39,400,447 |
15,250 |
70歳の誕生から |
7,223 |
138,236,484 |
96,765,539 |
19,138 |
ワシントンからアメリカ大陸横断へ、デンバーに向って後 1,559,553m