■炎のクリエイター日記

美味しいもの・史跡が持つ歴史のご紹介。お料理はプロ・自作を問わず鮮明な画像で、どんな素材も関西仕立てにクリエイトします。

炎のクリエイター 撮影 & 画像補正

このブログに使用の画像は、殆んどを「iPhone15 pro」で撮り「CANON Power Shot G7XⅡ」と「CANON一眼」などの撮影機器でフォローしています。画像に補正を施せば、とっておきの一枚を奇麗にできます。 ※画像の転載・転用は禁止させて頂きます。 沖縄本島・先島諸島では、職人が赤瓦の余った土で守り神のシーサーを作り腕自慢としたようだ。シーサーは、百獣の王ライオンのことで、まだ見ぬ動物を口ずてに伝わった想像で、ライオン→スフィンクス→マーライオン→シーサー→狛犬と、シルクロードの道順どおりの伝言ゲームとなった。狛犬の特徴となる「あ」と「ん」の口元がすでに出来上がっている。

信長ねぎ & 近江牛

2014年03月29日 23時44分40秒 | 近江牛
戦国時代の覇者で有名な「織田信長」・・・・・信長は七徳の武を以って天下を治める「天下布武」を掲げ、その拠点を岐阜から近江安土へと移した。「安土城」は巨大な総石垣の山城で、信長にとっての拠点として知られている。よって、安土特産の超太い葱を、信長が持つ力強さにあやかって「信長ねぎ」と名付けられたようだ。



犠牲の近江牛の端っこで、そこから出る肉汁を付けるように信長ねぎを焼くと、ねぎの中心部のみトゥル~ンと抜けてしまうが、これがまた最高に美味しい。



葉も青々として柔らかく、白く太い根深部分は肉厚で、熱を加えることでトロ~ンとする食感は、ジューシーで甘みが強いところに特徴がある。従ってそれと合わすお肉と言えば「近江牛」が一番で、信長ねぎと同じ土壌で育まれた強みの「近江牛」は、勿論ジューシーでサシが芸術的な模様を織り成す逸品。それはすき焼きへと変化していった。





■ひと口メモ:信長の「天下布武」の意味合いは、武力を持って天下を統一するように思われ勝ちだが、実のところは七徳の武(暴禁・戦廃・天下保・功定・民の安全・衆和・財を豊かに)をもって天下を治めるという意味・・・・この「天下布武」を掲げた織田信長公は、それらを兼ね揃えた者が天下を治めるに相応しい人物と自分を評価したのだ。



焼いて食ってなくなった「信長ねぎ」の代役に、三分の一くらいの太さのスーパーの白ねぎで我慢したが、すき焼きはひと昔まえの日本料理の代名詞・・・・美味しい。


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近江牛で牛丼・・・・ちょっと贅沢かも。

2014年02月19日 23時55分58秒 | 近江牛
滋賀県が綺麗な牧草地で生産する「近江牛」は、但馬牛の仔牛からはじまり近江で永く育った黒毛和牛のことで、肉の綺麗なサシ加減は、松阪牛のそれを連想させる。その見た目の芸術的な霜降り肉の色合いはさて置き、いざ食べると2~3切れで満足してしまうことになってしまう脂のノリも漏れなくある。



今回手に入ったのは「近江牛の切り落とし」部分で、口悪く言うとすれば言わばクズの部分で、食べ方や調理加減などは当然それなりに考えなければならない。しかし、そこら辺りの和牛よりは当然松の上である。





良いお肉だと言って、一瞬で焼き柔らかく食べるとシツコイ感じが付き纏うが、この際ブランド牛ってことを忘れて、焼いたうえに煮込んで、余計な脂を落とし去ってタレにまぶすと、案外アッサリとして、そんなに硬くならない旨味たっぷりの「近江牛の牛丼」が出来ることに気がついた。下の画像は立派な近江牛のロース。



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近江牛の 「ミスジ」 は幻の味!

2013年03月23日 00時06分55秒 | 近江牛
すでに江戸時代から牛肉を「養生薬」と呼んで、「味噌漬け」や「干し肉」に加工して、現在滋賀県の「彦根藩」から「徳川将軍家」への献上が確認され、それを徳川家では賞味されていたとある。明治時代になれば、西洋文化の影響で牛肉が公然と食べ始められるようになり、「近江牛」が一躍ブランド牛として全国に普及しだしたのは、近江商人の手腕もあってのことだろう。



今回は幻と呼ばれる部位「ミスジ」・・・・・一般的に判りやすく言えば、肩甲骨の内側の端に位置するところで、一頭の牛から数百グラムしかとれないものなのだ。画像のこの塊が一頭分と言うことで、赤身なのに綺麗で細やかなサシがはいっている部位なのが素晴らしい。塩とブラックペッパーで炙るように焼いて、山葵で戴くことにする。



食べると口の中でとろけるような肉質で、マグロなら大トロに匹敵するような濃厚さが特徴で、天にも登る味わいだ。これはもう赤ワインが欲しくなるが、生肉なら日本酒で間違いない。「近江牛ミスジのユッケ」と「近江牛ミスジ自作野菜生ドレッシング」を携帯で撮影。



こちらも趣が変わった近江牛で「ロース」や「モモ」の味わい・・・・・とは言っても、前述した「ミスジ」には劣るものの、ほうばった時の食感も後味も一流の味と肉質。ミスジに較べると、荒々しい食感で歯応えが残るこちらも心地良いかも。



地元で「近江牛」を扱う駅弁には、「食べ物の恨みは恐ろしい」とのキャッチコピーが書かれているものがある。これは、近江牛を楽しみにしていた水戸藩が、江戸幕府への近江牛の献上を取り止めた彦根藩藩主「井伊直弼」を、恨みのあまり「桜田門外の変」で討ったとする俗説に寄るものとあったが、面白く笑える仮説である・・・・「生レバー」。



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一方、「神戸ビーフ」と呼ばれる類のものは、神戸産の牛と言う意味ではなく、輸送のために神戸港に運ばれてきた「近江牛」や「但馬牛」を、在留外国人が名付けたとも言われるため、良い加減な総称であるようだ。

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