■炎のクリエイター日記

美味しいもの・史跡が持つ歴史のご紹介。お料理はプロ・自作を問わず鮮明な画像で、どんな素材も関西仕立てにクリエイトします。

甲箱ガニは辛抱強く! ~カニの身はとり溜めて香箱にする~

2020年01月05日 16時30分08秒 | 魚介料理
正真正銘の松葉ガニのメスであるが、見るからに小さい甲箱ガニと呼ばれるものがある。この呼び名は石川あたりでの呼び名で、セコガニ(福井)・コッペガニ(京都)・親ガニ(鳥取)・メガニ(新潟)と色々あるなか、石川の甲箱ガニはお茶の道具の「香箱」に似ていることから、風流で素敵な城下町らしい呼び名だとも言える。


▲石川での呼び名は甲箱ガニがVサイン ▼脚の身と内子が下になったのを反省


甲羅の中のオレンジ色の内子が、あまりにも美味しく香ることから「香箱(こうばこ)」と呼ばれるようになった説もあるようだ。しかし実際に扱っておられる料理人たちは、通称味も素っ気もない「子持ちガニ」と呼んで、カニの細い手足から麺打ち棒でローラーのように身を絞り出し、内子と共に甲羅に盛り付けるのが、料理名としての「香箱仕上げ」だとおっしゃる。


▲甲羅をはがした瞬間出てくる豆腐のような白いのも美味しい ▼内子はオレンジのダイヤで究極の美味


そもそも松葉ガニのメスなど、東京では獲れないために標準語というものがない。美味しい甲箱ガニは、ズッシリ重くお尻や紅色が赤いものは内子がたくさん入っているので、期待通りの味が予想できる。殻からはずした美味しそうな身を、次々口へ運びたいところだが、素人でも甲箱ガニの身はとり溜めて、料理としての「香箱」にして、一気に戴くのがベストだろう。


▲いつかオスのデッカイ松葉蟹を食べたいものだ



‥‥‥‥‥<切り取り線>‥‥‥‥‥

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (raraotome)
2020-01-05 18:01:41
セイコガニは、漁の出来る期間が短く、小さいけど結構な値段がしますよね。
美味しさが詰まってるけど、食べるところが少ない😢😢😢

取りためた身を甲羅に詰めた、香箱…最高ですね。
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Unknown (くにちゃん)
2020-01-06 05:06:42
おはようございます
炎クリさん♪

ううぅう~
蟹ときましたか~
この鮮やかな紅色姿
そうそう~中をふたつに割れば。真っ白な身差し置いても。。やはりこの内子ですよね!!

なるほど~甲羅の中を
お茶と共に、香るになぞらえて「香箱」とは、先人の想い素晴らしいですね!!

ただただ、、黙々と(笑。。蟹さんに向き合いたいです(笑
ね~蟹もお正月や晴れの食卓にて食べたいものの代表格!!
何度も言いますが。子供時は、寒い1、2月の頃は、お味噌汁や茹でガニで、毎日のように~
あれは、幻だったのか?(笑。。
食べるの面倒だし~お味噌汁なんて、出汁もなにもわかんなくて、
母におかず、おんなじ赤でも。。ウインナねだってた(笑。。子供のアタシでした

炎クリさんの「香箱」を。。狙いに
忍び込んでしまいそうな~勢いのアタシで~す(笑

大間の鮪が2億近い値段で初売り競り落とされ、いやはや~もう目ん玉飛び出ます。
日本近海のおさかなさんは、今やお宝となって、庶民にはとてもとても^^希少で尊大です。

今朝も炎クリさん♪ありがとうございます。
返信する
カニも (チーママ)
2020-01-06 13:36:58
種類で違いが・・・
お正月は、新年会でたっぷり食べたから、今日はおいしそうなの見てもうらやましいって思わないよ~😁
ふだん食べるのはズワイガニやタラバガニ
汁やパスタに合うのはワタリガニだと思うけど、
子どもの時からミソたっぷり大好きだった毛ガニがいちばんって私・・・しばらく食べてない😜
炎クリさんがいいとするカニは、食べてないから分かんない!残念~😓
返信する
内子はタラバガニに匹敵! (炎のクリエイター)
2020-01-07 01:59:44
こんばんは。(*⌒ー⌒*)ゞ
いつもコメントありがとうです。

Raraotomeさん
確かに小さいし食べるところが少ないんですが、オレンジ色の内子だけはタラバガニにも匹敵するお味ですよ。残念ながら、脚の身は量的に期待できないですが、シットリ感はありますから、香箱詰めでがっちり行きたいですね。

くにちゃん
冷凍商品で「香箱」ってのもあるんですが、あれはパサついた身が残念な商品で、やっぱり自分で身をホジホジして根気よく溜めないと駄目なようです。カニは味噌汁も美味しいですが漁師的な食べ物ですね? すしざんまいの、ご祝儀相場のセリは恒例になりましたが、あの金額で全国ネットでニュースを全チャンネルに流すとすれば、値打ちはあるような感じもしますが‥‥‥イメージ広告になるのは確実ですよね。(笑)

チーママさん
ワシはタラバガニ雄の白子が大好きですが、身ならタカアシガニがダイナミックさで一番かと‥‥‥毛ガニとワタリガニは、身を取るのが面倒で、イィ~ってなるワシ自身の性格に、問題を抱えています。甲箱ガニはイイとはしないのですが、内子だけは素晴らしいですよ。

皆さんの応援に感謝します。
いつも(^_-)-☆ありがとうです。
返信する
美味しそうです。 (Brosa)
2020-01-07 23:31:26
同じカニなのに呼び名がたくさん!
人気者ですね。
そして体は大きいのに食べるところが少ない!
ツウな人が好みそうなカニですね。

カニは苦手です。
食べるのが下手です。
タラバは食べやすいので好きですが、毛ガニとかには手を出しません。
なのでいつもむき身を買ってくる私です。
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Unknown (炎のクリエイター)
2020-01-08 05:38:03
brosaさん
おはようです。(*⌒ー⌒*)ゞ

ワシもカニを食べるのは苦手です。だから、日本海へカニを食べるツアーに行っても、食べるのは頭の部分だけですし、脚は一番太いのところしか手に負えないですよ。そうそう、タラバは食べやすく頭も大きいので大好きですが、仰るように毛ガニは同じ理由でNGです。

いつも(^_-)-☆ありがとうです!
返信する
Unknown (しじみ)
2020-01-09 14:36:38
こんにちは

香箱でたべるのが

一番だすね

なにを血迷ったのか

毛ガニを買ってしまっただす💦

カットにかなり時間がかかり💦

お金もお札が飛んでいき💦

もう二度と買わないだす💦

もらってしまったら話は違うだすが(笑)

ぷっちんだす
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Unknown (炎のクリエイター)
2020-01-09 20:21:05
しじみちゃん
こんばんは。(*⌒ー⌒*)ゞ

カニ好きの方は、毛蟹が一番美味しいとか当然のように仰いますが、ワシは苦手で買ったことがありません。一にタラバ、二に松葉、三四がなくて五にタカアシガニですよ。隣でどなたかが身を専門にとって貰える人がおられたら、食べないこともないですが‥‥‥。そこまでしてくれる人はいません。

いつも(^_-)-☆ありがとうです!
返信する

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