飲兵衛の酔写アルバムPartⅡ

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白波五人男(横尾歌舞伎、雄踏歌舞伎)

2019-08-01 00:50:32 | 田舎歌舞伎

浜松で行われている田舎歌舞伎で一番人気の演目といえばやはり「白波五人男」でしょうね。
江戸を逃げた五人男が稲瀬川に勢揃い、口上を述べて見得を切る「白波五人男・稲瀬川勢揃いの場」を
まず最初に横尾歌舞伎からアップいたします。

右から日本駄右衛門、弁天小僧菊之助、忠信利平、赤星十三郎、南郷力丸と並びます。

それでは日本駄右衛門の口上から。

問われて名乗るもおこがましいが 産まれは遠州浜松在
十四のときから親に放れ 身の生業も白浪の
沖を越えたる夜働き 盗みはすれど非道はせず
人に情けを掛川から 金谷をかけて宿宿で
義賊と噂高札に 回る配布の盥越し
危ねえその身の境涯も 最早四十に人間の定めはわずか五十年
六十余州に隠れのねえ 賊徒の首領日本駄右衛門



さてその次は江ノ島の 岩本院の稚児上がり
平生着慣れし振袖から 髷も島田に由比ヶ浜
打ち込む浪にしっぽりと 女に化けた美人局
油断のならぬ小娘も 小袋坂に身の破れ
悪い浮名も龍の口 土の牢へも二度三度
だんだん越える鳥居数 八幡さまの氏子にて 
鎌倉無宿と肩書きも 島に育ってその名さえ
弁天小僧菊之助



弁天小僧菊之助の人気はすごいですね。
投げ込まれた「おひねり」の数も半端じゃありません。





こちらは雄踏歌舞伎です。
まず最初は日本駄右衛門。



弁天小僧菊之助



忠信利平


赤星十三郎



南郷力丸



最後は追手の役人と大立ち回りを演じて幕となります。

 

 

 



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