すけさんの釣り日記

生月島に住みながら、釣りを楽しんでいます。

早朝の鯵釣り

2014年01月05日 | 日記
元旦には誰よりも早く初釣りに出かけましたが、アジゴを数匹、ヒラメには逃げられるしで散々な目に遭いました。
これはならじと今朝早く釣り友の船でリベンジに出かけました。

この時期河口を出たすぐのテトラポット側の浅瀬に鯵が産卵の為集まってくるのです。
しかし早朝まだ暗いうちでないと釣れません。
日が昇るとともにどこかへ移動してしまうのです。

ですから五時40分には新月でまだ暗い中に舫いを解きました。
暗い上に南国宮崎とは言え肌寒く、指先が凍えて上手く仕掛けを竿に付けるのさえ難しいくらいです。
どうにか投入して撒き餌を撒きますが、水深8m下のサビキには何の反応もありません。

でもしばらく撒き餌を撒くうちに突然竿が激しく海面を叩きました。
「来始めましたよ」と仲間に声をかけリールを丁寧に巻き上げます。
薄暗い海面から白い腹を見せて良型の鯵が顔を見せてくれました。
それからは仲間達の竿も曲がり始めます。

私はどうにか五匹の鯵を釣り上げてホッと一息です。
でも時合はほんの一瞬でした。
しばらくするとまた静かな海に戻ったのです。
その頃になると辺りも少しづつ明るさをまし周りの様子も見え始めました。

「アジゴが来だすと鰺は終いだよ」と仲間が言う間もなく、私の竿に小さな当たり、アジゴでした。
それならと今度はサビキに釣れたアジゴをそのままに手持ちで待ってみます。
そのアジゴに大物が来るのではとの魂胆です。

案の定、ビリビリとしていた竿先が突然ガクンと海面に突っ込み重量感のある当たりです。
何度も伸されながらも少しづつ浮かせに掛かりました。
そして海面に浮かんだのは紛れもない良型のヒラメです。
慌ててタモを探しますが見当たりません。

「タモは何処 ? 」と釣り友に尋ねますが要を得ません。
面倒だとばかりに側に有った撒き餌を入れる籠で掬おうとしたのですが・・・。
籠が小さく半身も入りません。
アッと思う間もなく暴れて籠から飛び出したとたんに針外れで逃げられてしまったのです。

仕方ありません。
どうせまた来てくれるだろうと甘い期待で仕掛けを入れ直しますが、その後はアジゴさえも当たりが無くなってしまったのです。
こうなると今日はお終いです。
夕間詰にはまた釣れ始めるらしいのですが、明るい昼間はこの時期全く釣れないのです。

ようやく八時過ぎた頃ですが、とりあえず本命の鯵は数匹釣れたし良しとして引き上げです。
今夜は待望の鯵の刺身が食べれます。
逃がしたヒラメは残念でしたが、贅沢は言いますまい。
次にはもっと大きくなって顔を見せてくれるでしょう。