「ダ・ヴィンチ・コード」をみました

2006-05-24 23:00:29 | 映画
映画館の出口に向かう途中。前でも後ろでも「話わかった?」って声がしてました。
あれは原作読まんでも(予備知識がなくても)わかるのか、非常に疑問。
因みに私が見たのは字幕版です。
フランス語とかスペイン語(で良いのかな?)のときは下に英語字幕右に日本語字幕が出る。
原作に比べて映画は情報量がメチャクチャ少ないですよ。
案外吹き替えが正解なのかも?

それにしても。
こんな記事(ほんとに唐突に出てくるので吹き出しちゃったよん。
もうちょっと巧い出し方はないのか。
思えば‘セルラー’のNOKIAはかっちょ良かったよなぁ)を読んでたので、出てくるのはみんなSONYの携帯なのねってわかってたのですが、
TVにもSONYってどどーんとロゴが入ってたのには笑っちゃったぞ。
お友達は「きっと‘導師’の盗聴機械もSONY製だよね」と言ってました。
さもありなん。
(実際映画には出てこないけど。出せないのかな?スポンサー製品で犯罪なんてね)

以下ネタバレ注意



原作読んでた時から思ってたんですけど、ダ・ヴィンチ・コードの面白さってどこにあるんだ?
私の持ってたイメージはダ・ヴィンチが残した作品の中に、いろんな謎があって、それを解き明かしてくと壮大な何やらが浮かんでくる…気がしてたのですが
実は違うんだよね。
秘密結社の幹部のじーちゃんが自分が死ぬことにより、次に伝えるべきものが伝わらなくなる…それは困るぞ!ってんで、自分の知識他を駆使して他人にはわからないように孫娘に伝える話。
彼が‘他人にはわからないように’って隠れ蓑に使うのが、ダ・ヴィンチの作品に隠されてるといわれる諸々(以外もありけど)…映画『ナショナルトレジャー』と印象がすっごく似てるご近所内宝探しの話。
結構ちまちました内容なんですよねぇ。あんなに売れてる理由が全然わからん。

キリストの外典なんてのは実はいっぱいある…って知ってる人は知ってるはずだし、ああ、でも。
なんだっけ、アントニオ・バンデラスの「抹殺者(このタイトル最悪)」みたいに、「キリスト教とは現在普及してる聖書の通りの教えじゃないと困る」人たちにはセンセーショナルな内容なのかもね。
この辺の感覚は信者ではないのでわからない~。

原作ではダ・ヴィンチについての長い解説や暗号の解き方が結構面白かったよん。
映画ではさらっと流されててサクサク進んじゃうからアレですが。
その分、ときどき映像がとっても綺麗なので(ニュートンのお墓前のシーンとか!好き)みてて楽しいですね。
守護者の末裔だと思ってた人が実は庇護者だったってのは映画のほうがより明確だったし。。。あ、もしやあの話内最大の謎はここなの?
(情報ばっかりに気が行っちゃっててよくわかってないかも)
明確になってたけど、ソフィーの兄弟(原作では弟・映画では兄)殺しちゃったのはいかんのでは~?
あれは男女一組の末裔というのがポイントだと思ってたんだけどな~。
一人だけが末裔っての背負うもの多すぎて気の毒な気がする。
原作からそうだけど、孫のくせに(映画ではここも違うんだな)今一頭悪いし、キャラたってないから、いきなり末裔だって言われて大丈夫?って心配したくなりますよ。

気の毒といえば!
映画のシラスの扱いはひどいかも。
人殺しなんだけど、彼は同情できる点があって、最後納得行く死に方のはずだったのに…ありゃあないぞ。
うそーん(T□T)て感じだったよ。
見た目、よかったから余計にかわいそうじゃん(もっとごつごつした岩みたいなヤツだと思ってた)
おともだちはアリンガローザの指輪のエピソードがない~!と言ってましたが(笑)彼もイメージ違ってましたね。もっと使われただけの人だったのになー、積極的に悪役になってたね。気の毒。

ところで。
原語で読んでないし、映画でも聞き取れなかったし、映画も一度しか見てないから、勘違いか私の間違いかもですが。
シオン修道会のことを「異教徒」と訳すのはどうなんですか?
イメージとしてはカトリックではないけど異教徒ではないのでは~と思うのですが。
あくまでもキリスト教の一端だと思うんだけどなー。
違うのかな?

コメント (6)
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ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!

2006-05-03 18:00:38 | 映画
映画館にいたグルミットさん。
ウォレス型のオスカー持ってます。

今回は巨大野菜コンテストのため、プロの害獣駆除チームを結成、
大活躍する2人のお話。
害獣って言ってもブタみたいなお鼻のウサギさんなんですけどね…。
ウォレスの発明を駆使して、ウサギ退治に精出す2人。
ところが、突然Were-Rabbit(人兎っていうのかなぁ~。あ、手塚漫画のウォビットだと思っていただければOKです)=巨大ウサギが現れて、野菜畑を襲ったから、さあ、大変!
町の人は大騒ぎ。コンテストの開催も危ぶまれる中、退治に出かける2人でしたが…
そんな化け物退治にコンテストの主催者、レディ・トッティントンをめぐる三角関係なんてのが絡んだりして、あっという間の85分でした。
グルミットさんが、またまた健気に頑張ってるのと、害獣ウサウサの集団がめちゃめちゃ可愛いので、とっても楽しかったです~


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「かもめ食堂」を見ました。

2006-05-01 23:00:17 | 映画
『いいほうに変わっていけたらいいですね』
―かもめ食堂の主人サチエが「人はみんな変わっていくものですから」というのを受けた(ひょんなことから食堂で働いてる)ミドリの台詞―

そうそう、こうやって思えたら良いよね!と相槌打ちながら見られる…淡々と幸せな話でございました。
フィンランドの明るい空と日差しが、気持ちが好いのですよ。
よく考えると、微妙になんだか変!?ってことは多々あるのですが、
絶妙な会話とちょっと不思議な間合いで騙されてるって言うか…途中で
もしかしてこれは夢オチなんじゃないか!
って疑いそうになるくらい善良なんですよねぇ。。。

そーいえば「バーバー吉野」もちょっと不思議な空間で善良な人たちがたくさん出てくるお話でしたね。
でもってかもめ食堂は吉野よりももっと起伏がない展開なんですけど
でも決して退屈ではなく、かなり面白い…のがワザでしょうか。

群よう子氏の原作にどの程度映画が忠実かちょっと知りたいな~。
やっぱり「ガッチャマン」は原作にもあるのかなぁ?
原作読みたいですね。

これから見る人がいたら…
パンフがとっても可愛いので購入をオススメ致します。
出てくる食べ物がめちゃめちゃ美味しそうなので、空腹時に見てはいけませんよ~!
私は食後に見たんですけど、無性に生姜焼き定食が食べたくなりました(><)

おまけ。
マルック・ペルトラ氏がおそるおそるおにぎりを齧るシーンは結構笑えます。
「過去のない男」ではお寿司ぱくついてたくせに~!なんてつっこんじゃいけないんでしょうけどね!?


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「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」

2006-04-26 23:00:29 | 映画
エマ・トンプソンが結構とんでもない特殊メイク姿で主演ってどーなんだ~?と興味津々で見に行ってきました。
そーいえばハリー・ポッターでもエキセントリックな教師を演じてましたよね。

最後まで彼女は非常に微妙な姿でございましたが~、
帰り際に前を歩いてたOLさんたちの
「見てよかったね!」って言葉に深く頷いてしまったワタクシでした。

以下ネタバレあり。。。かな?

パンフに寄れば架空のビクトリア朝って設定らしい。
奥さんを亡くしたブラウン氏には、とんでもなくやんちゃで暴れ放題なこどもが7人。
今まで出て行ったナニー(はやっぱり乳母と訳すべきなのかな?)17人で、ほとほと困りきったところにやってきたのが、ナニー・マクフィー…っていうどっかで聞いたようなお話なんですが
そこはやっぱり21世紀ですから、一味違っております。

ブラウン氏は自分の稼ぎで子供たちと料理人と使用人(がいるんですよね!ミドルクラスってこと?)を養っていけず、奥さん方の親戚の伯母様(伯爵夫人に頂いた帽子なんてくだりがあるから、ハイクラスに属すのかなぁ?アッパーミドル?よくわからん)に援助してもらってるのでした。
伯母様が突きつけてきた援助継続の条件は再婚すること。
こどもたちはそんなことは知らず、再婚したがってる父親と上手くいってません。
暴れるのは父親が甘やかしてる所為もあるけど、淋しさ故っていう親子愛の物語が主題の一つ。
ブラウン氏の再婚相手の話がそこにからんで…勿論、ホントの主軸は魔法が使えるらしい謎なナニーの存在なんですけど、
魔法でファンタジーの世界に遊ぶだけ(メリー・ポピンズも映画は親子愛がテーマだったけど、魔法は遊びのシーンでしたよね!)じゃなく、責任は持ちましょう!自分の頭で考えましょう!って諭すあたりがなー!
うーん、21世紀は厳しい。
今回も楽しいシーンはありますし、何より最後はとっても綺麗なハッピーエンド(予測どおりです!)にまとまるので、OKですが。

それにしてもイギリス物ってどーしてカエルとかミミズとか出るんですかね~。
ちょっとブラックな趣向もあったりして~。
あれは国民性???
いや、ちょっぴり気になる…ぐらいなので、別にいいんですけど。

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「プロデューサーズ」 を見ました

2006-04-22 01:00:00 | 映画
かなり下品でえげつないなーてな会話と筋書きなんですが
結構好きだー!
売れないミュージカルのプロデューサーと元会計士が組んで、(金儲けのために)一夜でこける芝居を作ってく話なんですけど

以下ネタバレ…になるのかな。
一応注意

プロデューサーはおばーちゃんたちから色仕掛けで資金巻き上げるし
元会計士は安心毛布が手放せない情緒不安定野郎だし。
2人が手がけようとするミュージカルの台本は「ヒトラーの春」。その作者は(ナチっていうよりも)ヒトラーの信者だし。
選んだ演出家は衣装倒錯の気もあるゲイだし。
華を添えてくれるのはヤルことしか考えてないようなスウェーデン人のおねーちゃんだし!
ってわけで、思い切り差別主義者になったような気分にもなるのですが、
みんな大真面目にやってるから、メチャクチャおかしいんですけど。
あ、あれは笑っても良いんですよね?(汗)

劇中劇として「ヒトラーの春」が出てくる場面。
最初はナチ賛美の話だと思った(作者はそのつもりで書いた)観客が怒って帰ろうとしてると
(演出の所為で)風刺なんだー!って笑いが起きて大絶賛になってくのですがー!
かなり歪んでると思いつつ、あ、これって今の自分の気持ちと似てる?と気付いちゃうあたり、一筋縄ではいかんぞ、ブロードウェイ!てな気分になります。

お話はそんなですが。
歌とかダンスは古典的ミュージカルの雰囲気(MGMのとか)なので、文句なく楽しいし、素敵です。
主人公2人がちびで小太りでスマートには決まらないところも悪くない。
私は最初の方の会計事務所のミュージカルシーンが好きです♪
あ、あとねー!ヒトラーの春シーンの張りぼて戦車がロンメルなんですよ。好き好き~♪

というわけで。
かなり条件付けでオススメ。。。かな。

おまけ・字幕はなっちゃんなので!ちょいと注意が必要。。。なのは毎度のことですね。
英語ダメダメな私が?って思っちゃう字幕、あれは確信犯なのかな?と最近思うのですが
だってあまりにもあまりじゃないかな~なときがありますよね。
真相はいかに?

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