魔法使いハウルと火の悪魔

2005-05-04 23:00:09 | 
ご存知、映画「ハウルの動く城」の原作です。
今年の初めに映画を見たんですが、あまりにもわけがわからなくて、感想投げちゃったんですよ。
ところが!本はとても面白いではありませんか。

ご注意・映画に満足してる人はこの先読まない方がいいかも~!

ソフィーは(当然のことながら少女じゃなくて・しょーがねーな、宮崎監督)自立する年齢になってる女性で(3人姉妹の一番上で、一番下のみ後妻の子。彼女の住むお話の世界では長女はいつも失敗するもの!と身の上を諦めてるという設定がスゴイと思います)彼女自身も自分が気付いてないものだったり、ハウルの正体も結構とんでもなかったり(本名がハウエル・ジェンキンズってどーですか?)ハウルと火の悪魔の契約・それに絡む荒地の魔女(+悪魔)の恐ろしい計画&呪い。呪いの内容も謎がかりだったり、謎の登場人物たちの正体も(映画のように)いきなり!?ではなく、そーだったんだ~って納得できるものでしたよ。
最初から最後まで通すとあれってこーいうことか~!とかここに繋がるのか!とかね。とても明快でクリアなお話でした。

もともと子供向けに書いた作品ですから、わけわかんねーってことは無いと思ったのよ。
子供ってそーいうの敏感じゃないですか。納得行かないとか矛盾点があるとか、雰囲気だけで書いたのって絶対見分ける…んじゃないかなぁ?最近のお子様は違うかな?

で。
そんなお話を‘ハウル格好良い~&画面が綺麗♪’…なだけ(すみません!私にはそれしか残らなかった)の映画にしちゃう宮崎監督ってスゴイよなぁ。
やっぱりあの人って天才なのかもねぇ。
原作者さまはあの内容に満足してるのかな?

コメント
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