「イン・ハー・シューズ」を見ました。

2005-12-14 23:01:26 | 映画
会社の子からすっごく良かったよ~!と勧められたので行ってまいりました、イン・ハー・シューズ
弁護士として活躍してるものの容姿に自信のない姉ととりえは容姿だけの妹の話。
はい、お勧めどおり。とてもよかったです。
タイトルにもなっている靴(スタイルの悪い姉が自分を慰めるために買うもの。服だと似合わないのがわかるし、食べものは余計に太るからダメ)がずらーっとクローゼットに並んでるのは壮観だし、服も個性が出ていてゴージャスで眼福でした。

自分に年齢の近い弟しかいないので、今一ピンと来ないところもあったのですが~!
妹=親友なんていう感覚は全然わかんないですよ。。。身内は身内じゃんみたいな、ね。
出口付近での声を拾うと姉若しくは妹がいる人はあ~わかるわかる!って共感できたそうですよ。

以下ネタバレ含みます。ご注意ください。

まあ、弟だったとしてもおねーちゃんというものは、心配したり庇ったり許したり結構大変~!って感じで、この作品の姉=ローズにはかなり共感できましたよ。
ひどい目にあったときに友達に「こんなときぐらい‘大変だったわね、かわいそう!’って言ってよ」って言うとことか。わかるわかるわかる~!って大きく頷きましたとも。
最初は妹=マギーが仕事もなく男にたかるような生活で、心配だし頭にくるし~!どーして普通に出来ないの?とかも、すっごくわかる!!
でも、実は妹は妹で読書障害という病気(になるんですよね?)のせいで自分に自信がもてないし、半ば自暴自棄になってるような節があって、そんな妹の成長と、こんなに振り回されてるのにやっぱり大事なんだ!って覚る姉に好感が持てる作品なのです。

お話の契機は妹が姉の恋人を寝取っちゃったので、決定的に決裂したこと。
姉の家を追い出され、継母が仕切ってる自宅にも戻れず、頼った先は存在すら知らなかった実母方の祖母。
そこでリタイアした老人たちと暮らすことと祖母のサポートで成長する妹。
妹がいなくなって自分を見つめなおし、新しい彼。と結婚まで決まったのに、どうもうまくいかない姉
姉妹の母親の死が祖母にも姉妹にも(姉妹の父親にも!)実は大きく影響していて、謎が解けたときには、より深い絆と愛情で結ばれるという構成は巧いなぁ。まんまと泣かされちゃいました!
(泣くシーンは他にもあるけどね!)
見終わったあと幸せになれましたよ。

Kちゃん、勧めてくれてありがとう~!と明日会社で言おう。

<おまけ>
どっかで誰かが書いてるかもですが~!とりあえず私は読んでないのでちょっと書いておきます。
その1)
靴がポイントになるお話で鍵になるお祖母ちゃんの名前が‘エラ=Ella’なのは偶然じゃないよね。
シンデレラ=Cinderellaの本名がエラっていうのを読んだことがあるんですけど。
実際お祖母ちゃんは最後王子さまをGETしてましたし~。。。って深読みしすぎ?

その2)
不器量な姉がローズで妹がマギーなのはちょっと皮肉っぽいですよね。
マギーって多分マーガレットからくる名前だし。
ひな菊可愛いけど薔薇よりは地味だもんねぇ。

コメント
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