『万華鏡』

2017-08-15 23:33:54 | 
6月に世田谷文学館で見た「ムットーニ・パラダイス」の展示の中に『アローン・ランデブー』というのがあって、それのもとが、この『万華鏡』なんだそうです。
サインをもらった時に、「万華鏡は涙なくしては読めません」と、ムットーニ氏に言われてしまったので~、
読まなきゃならんなぁ、と。
地元の図書館で借りてみましたよ。

以下ネタバレかもな文章を含むので、ご注意ください。

これって、あれですね。
「ジョー、君はどこに落ちたい」の元なんですね。

009は、とてもウェットな仕上がりでしたが、万華鏡は、なかなかいい話にならない。
この期に及んで、そーいうこと言っちゃう?そんなことしちゃう?な展開です。
それに、世界平和も祈ってもらえないのだなぁ。。。
とは言え。
さくっと視点が切り替わる、ブラッドベリの文章は格好いい。
(まあ、訳文ですけど。中村 融氏の訳が良いのかも?)

読んでから見る『アローン・ランデブー』はまた、違った思いが湧くかなぁ?
今までも結構泣きそうな気がしていたのですが。
(BGMが、カバレリア・ルスティカーナの間奏曲というのがね、曲だけでも泣けるよねぇ?)
宇宙飛行士が、あんなこと(小説参照)を考えながら、箱の中の宇宙でぐるぐると漂っているのは、とても可哀相なのは間違いない。
近いうちに見に行きたいです。

世田谷文学館→★













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする