

タカシマファームの田植えも昨日で北広島の水田が完了しました。
あとは長沼の水田を残すのみとなり、明日いっぱいで今年の田植えは全て終了です。
今年も昨年と同様に雪融けが遅れ、しかも5月の連休期間中は記録的な寒さと日照不足に見舞われました。
そのため、苗の生長や水田の排水などが例年より遅れ、一時はかなり深刻な状況になりましたが、5月中旬からは天候も持ち直し、苗もだいぶ回復し、水田の乾燥も進みました。
田植えが始まった5月26日からは好天気が続き、特に昨日と一昨日は夏を思わせるような陽気となり、田植えも一気に加速しました。
ただ、最初の遅れは後々まで尾を引くこともあるので、これから収穫までの約4ヶ月間は片時も気を抜くことができません。
農業は天候しだいですから、寒ければ寒いなりに、暑ければ暑いなりに、様々な障害が発生します。
まさに自然との知恵比べです。
長年の経験とたゆまぬ研鑽が、どんな過酷な試練にも打ち勝つための資質になります。
タカシマファーム6代目の良平君も、5代目の浩一さんからそれを学びながら今年の米作りに挑戦中です。
浩一さんは稲作35年のキャリアを誇る米作りのスペシャリストですが、それでも「まだ35回しか米を作っていない」と言うのが口癖です。
また「同じ水田で35回も米を作ってきたけれど、これまで一度たりとも同じ気象条件、土壌条件の年はなく、同じ品種の米でも出来あがりは毎年毎年違う」と、いつも言ってます。
昨年と一昨年のタカシマファームのお米は、「大変美味しい!!」「このお米を食べたらもう他のお米は食べられなくなる!!」とお客様方から絶賛されるほど好評でした。
今年のお米も是非そのような出来あがりになることを、お天道様にを祈るのみです。