北のパラダイス

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ただ生かされているだけ

2013年06月21日 | 日記
今日は夏至です。
言うまでもなく、一年で最もお天道様の輝いている時間が長い日です。

地球に住む全ての生き物にとってお天道様は生きるための根源です。当たり前ですが。
ただ、当たり前すぎて日々の生活の中でそのことを意識することはあまりありません。

しかし、農業や酪農に携わっている人にとっては、お天道様のことが常に気になります。
稲や畑作物、豆、野菜、牧草、飼料作物などは、お天道様の熱と光がなければ育ちません。

今年の春先のように曇りや雨の日が続くと、苗の生長は著しく阻害されますし、水田や畑の雪融けも遅れ農作業に支障を来します。

このように、農業や酪農はまさにお天道様しだいですから、自然とお天道様に感謝するという気持ちが生まれて来ます。
まさに、お天道様に「ただ生かされているだけ」と思えるのです。

そして、農業や酪農によって生み出される物だけでなく、本来は地球上の全ての生きとし生ける物が、お天道様に「ただ生かされているだけの存在」です。

人間も「ただ生かされているだけの存在」ですから、人間同士が憎みあったり、傷つけあったり、争ったりする事は、本来、お天道様に顔向け出来る事ではありません。

お天道様からサンサンと注がれる熱と光は、地球上の全ての物へのまさしく「愛」と言えます。
この「愛」を日々感謝の気持ちで受け止め、「ただ生かされているだけの存在」であることを常に意識して生きたいものです。

今朝はあいにく曇り模様ですが、雲に隠れているお天道様にまず感謝の気持ちを表して一日をスタートしたいと思います。