北のパラダイス

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季節居住(ロングステイ)

2013年08月20日 | 旅行
首都圏などから夏の間だけ北海道に季節居住(ロングステイ)する人達が増えているそうです。
ほとんどの人達は避暑が目的でしょうが、中には北海道の豊かな自然に触れたり、農山漁村でいろいろ体験したりすることを目的にしている人もいます。

季節居住の期間は様々ですが、短い人で一週間から10日間、長い人は数ヶ月間にも及びます。
年齢的には経済的な余裕のある50代から60代の人達が多いですが、若い独身の人達が夏休みを利用して比較的短いロングステイを楽しむケースもあります。

6年~7年前に、北海道でロングステイを希望する大都市圏の人達をインターネットで募集して実際に季節居住を体験して貰い、ロングステイの問題点や課題を調査・検討するプロジェクトに参加したことがあります。

民間や公共の宿泊施設に一週間から二週間滞在し、こちらが作ったいろいろなプログラムをこなして貰いながら、地域の人達との交流や意見交換、アンケート調査を繰り返すというけっこうハードな内容でしたが、美味しい物を食べたり、北海道ならではの体験ができたり、参加した人達はけっこう良い思い出になったようです。

実際、この企画が縁でご夫婦で道央の中核都市・滝川市に移住したケースもありました。

アンケート調査などで明らかになったことで、私が特に興味をひいたことがありました。
北海道に来る人達はきっと雄大な自然に憧れているのだろうと思ってましたが、確かにそういう一面はあるものの、ロングステイともなるとある程度の生活の利便性が必要だということでした。

すなわち、人里離れた大自然の真っ只中で長期間は居られないということなんです。
せいぜい一泊か二泊がいいとこですね。
確かに、我々が山奥のキャンプ場に居れるのもそんなもんです。

地方の中核都市(人口が5万人程度)の郊外に位置し、ちょっとクルマを走らせたら雄大な自然に触れられて、しかも街中に行けば普段とそう変わらないサービスが受けられたりショッピングを楽しんだりできる。

そういう所を希望する人達が多いということが調査をやってみて分りました。
それも、性別や年齢に関係なく多くの来訪者がそのように考えていることが分り、まさに目から鱗でした。

夏の間だけ比較的涼しい北海道で「雄大な自然」「美味しい水と空気と農林畜水産物」「北海道ならではの体験」「普段とそう変わらないサービスやショッピング」などを満喫できる、とても贅沢ですよね。
もっとも北海道に元々住んでいる我々にしてみればあたり前の事ですから、考えようによったら我々自体が贅沢かもしれません...。

今年の北海道も例年に比べると暑いですが、それでも本州に比べたら遥かに過ごし易いです。
これからの季節は収穫の秋、スポーツの秋、イベントの秋、等々、楽しいことが盛り沢山です。
ぜひ、残暑厳しい本州から涼しい北海道にいらっしゃーい(笑)。お待ちしております。



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