須永博士美術館スタッフブログ

熊本県阿蘇郡小国町にある、須永博士美術館。スタッフ佐藤から様々な情報をお伝えします。

たまたま!?

2009年09月08日 | スタッフより
先ほど紹介しました「花よ」の詩ですが、コメントくださる方が、
「花よ」の詩が入った詩集が欲しいとご注文いただき、美術館にある全ての詩集を探したのですが、無いのです。

「申し訳ございません。」

と、あきらめかけた時、ふと手にした冊子の中で、存在を教えてくれました!!

鳥肌がたちました

メールで送ってくださった詩、その通りの詩が掲載されている!!
「須永博士 ひとりぼっちの愛の詩より」
と書かれている!!

あるんだ!

と、もう一度詩集を見てみると、3集だけが在庫が無かったのでした

最後の望みで、木魂館に並んでいる中にあるかも

と、行ってみたら、3集があり、中を開くと、

「あったぁ~~~!!」

ひとりで大感激してしまいました

早速、お客様に連絡して、美術館に在庫が無かったため、出版社さんから直接お送りすることができたのでした。

その、教えてくれた冊子は、平成14年、35歳という若さでこの世を旅立った、福岡県で教師をされていた方の、追悼集です。

学級通信などで、いつも須永博士の詩を使用してくださっていたそうです。
奥様と、須永博士作品館へ何度も来たことがあり、
「幸せな、幸せな時間を過ごしていました。」
と、奥様が教えてくださいました。

この冊子を読んでも、本当に素晴らしい先生だったことが分かります。

同僚、教え子の皆さんからの、心からの追悼の言葉が書かれてあり、
「こんな先生に、出逢えた人は幸せだなぁ・・。」
と、私の机にいつもおいてあります。

でも、いつも見ているわけではなく、あのタイミングでなぜ手に取ったのかも自分でも分からないけど、きっと先生が教えてくれようとしていたんだなぁ・・・
本当にありがとうございます
お礼が天国に届くといいな


2007年、先生の奥様、お子さん達が初めて須永博士のサイン会のときに来てくださり、
書いた詩をご紹介します。

「男をやりとげた

人間をやりとげた

教師をやりとげた

もちろん悔いはある

やりたいこともある

しかし これも人生の運命だ

後はたのむ

俺の分まで

力出しきって生きてくれ

俺の分まで

人生幸せになってください」

この他、奥様や、息子さん、娘さんへの詩も書き、

須永もそれからも、陰ながら応援しています。

2ヵ月後に届いたお手紙には、

「子供たちは、あの日に書いていただいた詩を毎日読み上げ学校へ行きます。
“やれる やれる 絶対やれる”そうつぶやきながらがんばっています。」

と書かれてありました。

お子さん達は水泳を頑張っていて、夏休みには阿蘇へ合宿にも来ていたり、奥様もその時に須永博士美術館へ立ち寄ってくださっていました。

そんな中の出来事で、このことはお客様にも話していませんが、ひとり感動していた私でした


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花よ

2009年09月08日 | 作品紹介
「花よ

なぜあなたは

まわりのことに

まどわされず

こだわらず

自分の咲きかたを

つらぬいて行けるのですか

人は 生きれば

ずるさをおぼえてしまうけれど

人は 歩けば

たやすい生きかたを

求めてしまうけれど

花よ

なぜ あなたは

自分の姿をかえず

心をかえず

生きて行けるのですか

花よ

わたしもあなたと同じように

自分をみうしなわない

強い生きかたをして

行きたいのです」




小さな夢の詩集
ひとりぼっちの愛の詩 3集「あなた人生頑張ってね」
(七賢出版より 発行 1223円 )

に掲載されています。
須永博士美術館より発送できます。
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