須永博士美術館スタッフブログ

熊本県阿蘇郡小国町にある、須永博士美術館。スタッフ佐藤から様々な情報をお伝えします。

あれから16年・・・

2011年01月17日 | スタッフより
阪神大震災から、まる16年が経つんですね・・・。

まだ私は東京板橋のS&B食品に勤めていた頃で、「大阪支店と午前中に電話がつながらない」と社内で声が聞こえ、でもなぜだかわからないでいたら、昼休み社員食堂のテレビから流れる、信じられない光景・・・

これが、日本で起きていることなの!?
しかも、大阪!!神戸!!

それから今日まで、たちあがろうと、生きてきた被災者の人々のエネルギーはすごいものです。

また、犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

今、小国は雪と低温で、いろいろ不便が出ています。

昨日小国に着いた須永博士も、あまりの寒さに、一週間滞在予定だったけれど明日には一度東京へ帰ることにしました。

アトリエの水は出ないし、周辺を動くのも、慣れていないから大変。
でも、ここで住んでいる私たちや、もっと標高の高いところに住む人たちも、様々な工夫をしたり、順応したりしながら日々を暮らしています。


昨日はビックリしていた須永博士も、「運動になるよ!」と、今日も2回、美術館まで歩いてきました。






(なかなかこの姿は見られませんね!)

それに、水はこちらからポリタンクに入れて持っていったので、それでいろいろ使えますが、

「蛇口をひねれば水が出るって、本当にありがたいことなんだね。」

と、しみじみ感じたり、この寒い中で働く人たちも、学校へいく子どもたちも本当に偉い!!と、感動しています。

「水は出なくても、電気はつくし、ガスも使える。温かいお茶が飲めることがこんなにありがたいと思ったのも良い経験だよ。」

と話していました。

それと、今年5月に行く函館を思い出させてくれるような寒さ。
まだ電車代も、宿泊代もない中を函館を旅して、たくさんの人に助けてもらっていた数十年前を思いだしたりもしたみたいです。

生きて行く中で、突然のアクシデントや、自然災害、予期していない事が起きます。

その時に、どう前向きに、明るく対処できるかで、そのあとがものすごく良い結果につながっていくということも、人生の中で学んできた須永博士。

見ていてとても勉強になります。

「すぐに気持ちをきりかえて、駄目なものはだめ、さぁつぎ、どうしようか。と動けばいいんだよ。」

と、なんだか今日も、楽しそうです

コメント (4)
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